ぼくだって

#創作絵本

ぼくんちに　赤ちゃんが　産まれた

小さな手　ぷにょぷにょ　ほっぺ

みんなニコニコ

こんにちは　ぼくの　いもうと

何て　名前が　いいかな？って

パパとママが　お話ししてるよ

ぼくのいもうと　名前は　みきに決まった

今日から　みきちゃんって　呼ぶね

みきちゃんは　よく泣いてる

ぼくみたいに　まだお話しは　できないから

泣いて　パパとママに　お話ししてる

オムツかえて〜とか　おなか　すいた〜とか

抱っこして〜とか　いっぱい泣いて

毎日　パパとママが　みきちゃん　みきちゃんって

ぼくの名前よりも　たくさん　呼んでる

ぼくの名前も　呼んでほしいな　かいちゃんって

みきちゃんは　赤ちゃんだから　1人じゃ何もできない

そんなこと分かってる　でもね　

ぼくだって　まだまだ　パパとママに　甘えたいんだ

ある日　ぼくは熱を出した

パパとママが　代わりばんこに　ぼくのそばに　いてくれた

「ママ　みきちゃん泣いてるよ　行かなくていいの？」

「大丈夫よ　パパが　いてくれてるから」

「ぼくね　みきちゃんが　産まれてから　少し寂しかったんだ　パパとママは　いつも　みきちゃんばっかりって思ってた」

「ごめんね　かいちゃん　パパもママも　もっとかいちゃんの気持ち　分かってあげないと　いけなかったね」

「ううん　いいの　ぼく分かったから」

「え？」

「パパもママも　ぼくのこと　大切に思ってくれてること　だからもう　いいの　みきちゃんは　まだ赤ちゃんだもん　ぼくが赤ちゃんの時は　ぼく1人だったから　パパとママを1人じめできたけど　みきちゃんは　ぼくがいるから　ずーっと1人じめはできないもんね」

「かいちゃん。。パパとママにとって　かいちゃんも　みきちゃんも　大切な宝物なの　我慢しなくていいの　甘えたい時は　甘えてね」

「うん！　ぼく　パパもママも　みきちゃんも　大好きだよ！　ぼく　少しだけ　お兄ちゃんに　なれたかな？」

「そうね　かいちゃんは　とってもすてきな　お兄ちゃんよ」

　　　　　　　　　おしまい

お読み下さりありがとうございます。
数日前に完成していたのですが、、今日の投稿となりました。
私は自分の書きたい記事をこれからも書きます。
疲れたら休みます☺️そんな感じ。。