見出し画像

オービュッションタピスリー

コンチキチン♪祇園祭がもどってきた。
京都に少し住んでいたこともあって、この祭りで見られる山鉾巡行が楽しみだった。
動く美術館といわれる山車の周りを飾るタピストリーが必見だからだ。それは財を成していた京都商人の存在なくして手に入れることは出来なかったが、興味深いのはそのタピストリーの絵柄である。
このあとは妄想とのお付き合いのほどを。
ことし復古されたタピストリー絵柄は
ギリシャ神話である。先ず異国の神を受け入れることに引っかかった。京都の西陣織は有名なので、やはり織り文化が重要な意味を持つのではないか?と思うのが自然のような気がする。日本の祭りとの融合が受け入れられたのはベルギーから伝わった技術の高さにあるかもしれない。ペルシャ絨毯しかり豊かさの象徴であるのだから、豪商たちの誇りの表れなのだろう。そこには審美眼を持った商人がいたことも大きいとおもう。古くなった物を修復するという事も進んでいて、というか
着物文化には染め直し、仕立て直しが普通にあるわけで既にサスティナブル。
そして最初のタピストリーは小分けに切り取られて日本の他の地域へ譲られていたことにも驚いてしまった!そこまでしても広めたかった何かがあるようでならない。そうなると原本となる最初のタピストリー復古はパッチワークのようになってるはずだ。
今回の復古に関わっているのは
歌舞伎の緞帳で有名な会社である。
なかなか普通に目にふれることはないが
日本が誇れる技術であることは間違いはない。

町ごとが
タピストリー特化してるオーヴィッション。
さいきんジブリ作品を織ったことで注目されたが、、そういう古くからのものを継承しながら新しい風を取り入れる気風は共通して
ることがあるようだ、それが質の高い文化へと繋がってくことが平和ということではないだろうか。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?