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FP3級を1か月で合格できる学習方法について

みなさん、こんにちは。
行政書士の黒澤正人です。
本日は、FP3級を受験し、無事に合格点数を取れましたので、概要やら学習方法やら備忘録として残しておきたいと思います。

受験のきっかけ

そもそもは、参加している勉強会にて「相続業務を扱うならFP2級か簿記2級かまたはその両方が必要よ」と勧められたからでした。それまでは、いわゆる平凡なサラリーマンでしたので、お金について考えてきたこともなくいい機会としてまずはFPから挑戦することにしました。

勉強方法と勉強時間

ネットなどで見てみると30時間~120時間と比較的幅があるので、まずはテキスト選びから考えてみることに。問題集がセットだとよかったのですが、分けられているものばかりでしたので、とりあえず一番説明がわかりやすかった「みんなが欲しかった! FPの教科書 3級 2023-2024年」(TAC出版)にしました。
チャプターが1~6あって、それぞれに5~10程度のセクションに分けられており400ページ以上のテキストをまず読み込むことに。

私はテスト勉強というものは「総論」から学習すべきと思っており、細かい知識は覚えず、ざっと全体像をつかむところから始めます。これはすべての学習において言えることで、初めて学習するときに、不安なのでわかるまでやろうとしてしまう人もいるかと思いますが、それはかえって効率が悪いのです。
といっておきながら、私も保険と所得のところは特に呑み込むのが大変で、テキスト1周読むのに大体5~6時間はかかりました。

テキストが読み終わったら、この時点で過去問に取り組みます。いきなりでまったく問題ありませんし、結果は気にしません。「敵を知る」ことが目的なので、惨敗でも大丈夫。
ただ、私は幸いにして、法律系や相続に関して行政書士試験での貯金もあったので、1回目から過去問で30点くらいとれてました。
これも本業(学習塾)からの経験則ですが、「本番は練習の8割」が得点の目安です。FP3級の合格点は36点なので、安定して45点が取れるようにここから知識の積み上げを始めます。

テキスト2周目を読むときは、1回目読んだ際に気づかなかったこと、これは過去問で出題されてたなという箇所に付箋を貼ったりマーカーをしておきます。テキストを1回読んで過去問に取り組むのは、この「気づき」を得るためでもあります。2周目が読み終わったらまた過去問に取り組みます。
たぶん、ここまでで総計15時間くらい。

あとは、ひたすら問題⇒間違えた箇所をテキストで知識確認の繰り返し。往復の通勤時間で1年分解くと決めていたので、直前の2週間で10~12年分は繰り返したと思います。
で、総計学習時間は23~25時間くらいではなかったかなと。
過去問では、最後は学科で50問前後、実技は16問前後とれるようになっていました。同じ問題を何度も間違える(よくある知識の混在)こともあったため、そこは重点的に復習しました。

本番

さて、今回からCBTとなり試験の難易度がどうなるのかと、一部ささやかれていましたが、結論から言えば過去問とさほど変わってないように感じました。その代わり、出題範囲が広く細かくなっていたのかなと。

これなんだったっけ的な問題が5~6問あって相当焦りましたが、
学科45点・実技80点でどちらも水準をクリアできていました。ほっ…
ただ余裕と見込んでいた相続や事業承継の分野が一番得点率が低いという体たらく。これじゃ2級は遠いですね。

FP2級がいきなり受験できないので、今回は内容よりも結果重視で勉強してました。本当に合格するためだけの学習法なので、参考にしすぎないでください。
今度は中身の伴った学習をしてきっちり9月にFP2級を合格してきます。ご視聴ありがとうございました。


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