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2024/3/4 なぜ歳をとるにつれて1年が短く「感じる」のか

今日はローストビーフを作った。(写真)
美味しすぎて興奮して写真がブレた。

動的平衡という本を読んだ。

歳をとるにつれて1年が短く感じることを、ブラッシュアップライフというドラマの中では

「3歳にとっての1年は3分の1、だけど30歳にとっての1年は30分の1。そんなふうに1年の相対的な長さが短くなるから歳をとるにつれて1年が短くなる」

と主人公の友達が言っていた。
その時は、なるほど!と思った。

ところがどっこいこの「動的平衡」という本では全く違う説を唱えていた。
私が図書館で読み興奮しながらスマホのメモに書き記した要約が以下である。


ーそれは私たちの体内時計の仕組みに起因する。
そのメカニズムは正確に解明されてはいないが細胞分裂のタイミングや分化プログラムなどの時間経過は全てタンパク質の分解と合成のサイクルによってコントロールされていることがわかっている。つまりタンパク質の新陳代謝速度が、体内時計の秒針なのである。

そしてその新陳代謝速度は加齢とともに確実に遅くなる。つまり体内時計は、徐々にゆっくり回ることになる。一年の感じ方が徐々に遅くなるのだ。
しかし実際の物理的な時間の速度はいつだって一緒。
だから自分の中では一年が経ってないと思っても実際の一年が過ぎてしまっているのだ。ー

世界が早くなってるんじゃない。短くなってるんじゃない。
私たちが「遅くなってるんだ」!!

お気づきだろうが私は文系である。
そして学歴も決して褒められるようなものではない。断じて。
だからこういう、理系の偉い頭がいい人(なんて頭の悪い表現!)が私にもわかる言葉選びで生物や地球などあらゆる物質の仕組みを教えてくれると惚れ惚れするのだ。

全ての文系を敵に回すことをいうが、私のような学のない文系はただただ知識がなく仕組みをわかっていないだけなのに、その「わかってなさ」を「曖昧」や「淡さ」に都合よく変換して「エモいー」だの「ノスタルジー」だの長文を打つ。
人類については解明されていない部分もあるだろうが、おそらくエモいーだのノスタルジーだのいう感情は全部シナプスだのニューロンだのがアレしてこうしてああなって(馬鹿)みせてくれる現象にしか過ぎないんだろう。そして先の1年は短い論争も前者は文系のノスタルジー系理論で後者は理系の実験!考察!検証済み!系理論なのだと思う。(各方面に土下座)


都合よく綺麗なものをみたいからノスタルジーに縋って真実から目を逸らしちゃいがちだけど、人間はそんなに綺麗じゃないんだよ、へっ!人間なんて切り開いて皮を剥げばただの肉の塊だって中堂系も言ってたもん(ドラマ アンナチュラル3話より)


もちろん、理屈では説明できない本当の「曖昧で淡いもの」もあると思う。その本当を知りたいからこそ、ちゃんと理屈があるものはちゃんと理屈を知りたいんだ。


そんなこんなで今日も夜だし今日も冬。寒い。あー海があるあったかいところに移住したい〜〜

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