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8年間寝たきりに終止符。天国へ召されたとの事。(難病)

数ヶ月前に常連さんの妹さんがこの世からさよならされたとの事。

40代頃からリュウマチ?パーキンソン病?原因がわからない状態で病院巡り。

ある病院のドクターの目にとまり診察受けてみると「多系統萎縮症」と診断。

大脳、小脳、脳幹、脊髄の障害に応じた症状が現れて中でも小脳の障害に起因した歩行障害から発症するらしい。指定難病。(西川貴教さんのお母様もこのご病気と戦ってお亡くなりになってたんですネ。)

常連さんの妹さんは8年間、話す事も全く出来ず、聞こえているかどうかもわからないけど、見舞う度に声かけると聞こえてるような気がして…。

妹さんの気持ちを思うとどんなに辛い事だろうかと悲しくて切なくなってしまうとの事。

妹さんとの面会の帰りに私の店に来店されてました。常連さんもすごくお疲れのご様子でした。

「こんな残酷な病気にかかって、なんで?なんで妹が?この世に神さまはいないのか?」と家族中で苦しんでいたとおっしゃってました。 (妹さん、独身とか)

スイスで同じ病気?で尊厳死した日本人がいたとか?

妹さんは話せないけど、たまに涙を流してるとかおっしゃてたような。

頭は正常って事ですかネ?常連さんに聞き返すのは控えていたので正しいかどうか定かではないのですが、

「残酷な病気」と表現されてたので…。

常連さんに「お見舞いの帰りですか?」

「妹は死んじゃった」とポツンと一言。

「妹さんは、やっと、楽になられましたネ。」と、私。

「そう、天国で母達と再会して喜んでると思う」と、常連さん。

「生き地獄から解放されて良かったと思う」と、常連さん。

「なんだか疲れてメンタルがやられた」とおっしゃってました。

「いつも妹さんの事思ってらっしゃたから、覚悟しててもショックですよ」(余命宣告されてた様です)

「あまり、思いつめないで笑顔でお盆迎えた方が妹さんも救われると思います」

「ホントだネ…。」

「ねえ、チャッカマン、どこに売ってる?家のチャッカマン、つかなくなったのよ」

「店のすぐそばの100均に売ってますよ」

「へえ100均に売ってるんだネ。」

お線香用でした。

店の後、100均に行かれました。

私はお会いした事もない妹さんですが、「多系統萎縮症」と言う難病の存在を知った時、すっごくショックを受けました。

でもお亡くなりになられたとお聞きした時、「よかったかも」と正直、思った私です。合掌。





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