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伝わった? 1/2

私たちは日々、多くの言葉を使っています。
例えば、「帰りに牛乳を買ってきて。」「このケーキ甘い。」などなど。
私は、言葉を使う上で知っておくべき事実があると考えています。

一つ目は、私たちが使う言葉で表現するモノは受け手によって異なる場合がある。
〇 20年以上前に、熊本の居酒屋さんでの話です。
 お店に入りカウンターにいる大将に、「お酒ください。」とお願いしたら、「あいよ。カウンターにあるポットにお湯が入っているから、必要だったら使って。」みたいなこと言われました。そうです。私は新潟県人なので「お酒=日本酒」なのですが、熊本のこのお店の方は「お酒=焼酎」でした。

二つ目は、私たちの使う言葉は、私たちの感情や気持ち、思考、状態など抽象的モノを表現する際、大幅に不足している。
〇 私は、山歩きが好きです。その時の話です。
 山頂や尾根に立ったとき、目の前に雄大な景観が広がります。この景観を撮影し、「ここから見える景観は、やばい!すごい!」と言葉を添えて、写真を転送しても、みた友人は「ふ~ん。」です。私の写真技術が乏しいことが要因かもしれません。苦労してここまで来たという達成感がないこともあるかもしれません。伝わらない要因の一つは、この景観を見ての感激を表す言葉、受け手と共有する言葉を私はもち合わせいないことと考えます。

続きます。

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