オメコメありしゃんぺ

ヒラメとカレイはダイエットフードにしたらカロリーが足りないのに気付いたのかもっと寄越せとうるさくなりました。

無視して資金繰り表を作成中です。

ボクが最初に借金して牛飼いになって思っていたのは借金をゼロにする事が目標でした。これは未だに関係機関や牛飼いさんもそうなんでは無いでしょうか？無借金こそが信頼であるようにも思えますしその呪縛に苦しんでいる牛飼いさんは多いとボクは思います。
借金する事は恥ずかしい事なんでしょうか？

ボクは牛飼いという事業を起こし発展させていく事を目標として始めたのに目的が借金を終わらせる事になっていました。
周りもそうでした。あそこは借金が無いから大丈夫。あそこは借金が大きいから危ない。そんな事は牛飼いさんで聞いた事が無い人はいないでしょう。

借金を返すのが目標なら最初から借りなければ良いだけです。目標達成ですね。

そうじゃ無いでしょ。

皆さんは借金を返す事を目標に牛飼いを始めた訳ではありません。これを人生の仕事として取り組んで来た訳です。

そもそも借金で潰れたという認識がそもそも間違いです。実は借金で倒産する会社なんて無いのです。

倒産するのは現金(キャッシュフロー)が無くなった時に倒産します。どんなに大赤字でも現金があれば絶対に倒産しません。
逆にどんなに黒字でも現金が無くなるとあっという間に倒産します。

倒産した企業の半分以上は黒字倒産だそうです。
コロナ禍では無借金経営ほど倒産しました。

無借金経営が優秀な経営であると思っている方には理解出来ないと思いますがそういうところが状況が悪くなった時にお金を借りられる事は先ずありません。

不思議ですよね。畜産だとそうでもないのですが一般的にはそういう事が多いです。だから黒字でもあっさり倒産します。

経営者の一番大事な仕事はお金の流れを見ている事です。ボクは従業員さんによく笑われる位に常に口座を見ています。それが経営者の一番大事な仕事でいつも気をつけています。いつも気をつけているので何かが起こる前に準備をする事が出来るからです。

どんな大企業でもこれを怠っているとあっさり潰れます。事業なんて９割失敗するものです。要は一手遅れたから間に合わなかったのです。

状況が良い時に資産性の高いものに変えて保有していたりすると後にそれが助けてくれる事があります。それが牛であったり土地であったりロレックスや金であったり株式だったりしますが経営は悪い時をどう乗り越えるかです。良い時は誰がやっても大丈夫です。

苦しい時ですが諦めずにどう乗り越えるか足掻いてみましょう。次に良くなったら悪くなった時にどうやって乗り越えるのかを考えてみて下さい。

ボクはよく銀行に行きます。
お金を借りる為ではありません。銀行の担当者さんや支店長さんと話をしに行きます。田舎では非常に珍しいというかそんな事してるのはボクしかいないそうです。

現時点での貸借対照表や損益計算書、資金繰り表を作ってセットで持って行ってボクが考えている事を好きなだけ話します。今回は決算3ヶ月前に締めて如何に我々が計画通りに事業を進めていてそれをキチンと達成しているのか、反省点はここで今後はここを改善していくがどう思うか？なんて話をします。

いつでもお金を借りれる状況を作っているのです。借りなくても回っていますがいざというときに借りれる経営にしていかなければなりません。一番望ましいのは実質無借金経営です。借り入れがあってもそれを上回る資産を有しているかです。ボクの経営戦略的にはその状態を作り出しているのですがそれには現状どうなっているのかを分かっていなければ出来ません。

ボクの仕事の殆どはこれです。世の中の上手く行ってる会社の経営者さんはこの仕事が主なんじゃ無いでしょうか。

ただ、どんな良いものを作っていてもここが疎かになるとあっという間に潰れてしまうのです。

皆さん今は苦しい時です。じゃあいったいいくらあれば乗り越えられますか？その金額を答える事が出来ますか？その金額を用意する事が出来ますか？

経営は突き詰めるとここに辿り着きます。我々は日頃からそのお手伝いをしています。便利なだけではなく御自身の経営の為にもっと我々に頼ってみて下さい。

いつでも金融機関へ自社の状況を見せる事が出来る仕組みというのは一手先を打つ事になりますよ。