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小説 となりのひきこもり6
夕食の時間だ。買い物に行けなかったので冷蔵庫の冷凍しておいた総菜を探す。今日は料理などする気分ではない。焼き餃子があった。これにしよう。
冷凍ご飯と焼きギョーザを電子レンジで温め、電気ケトルで湯を沸かしインスタント味噌汁をつくり、カットサラダと作り置き煮物を出す。
一日の騒動でメンタルが疲れてるかもしれない。味噌汁をちょっとだけこぼしそうになった。
焼き餃子を酢醤油につけ一口食べる。味がしない。今日は食欲がないようだ。でも食べないと体に悪い。とりあえず詰め込む感じで食べるしかない。
なんとなくテレビをつけた。政治、戦争とやっているがほとんど聞こえない。脳がヒートしているとでもいうか。画面がどんどん変わっていく。見ているようで見ていない不思議な感覚に包まれる。
そんな中突然、見覚えのある風景が見えた。
つづく
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