ADHD対策:脳を追い込まないために、敢えてメモやTo Doリストを使わないという生き方
「忘れっぽさを克服するために、メモやTo Doリストを使う」というのは、多くの人が採用している対策です。
確かに、忘れたくないことを書き留めておくことは、一見効果的に思えるかもしれません。
しかし、私自身は逆に、その方法で脳を追い込んでしまった経験があります。
3年間、メモに依存していた時期
私は3年間、忘れっぽさを対策するために、メモを取ることに強く依存していました。
どんな些細なことでもメモに残し、To Doリストで管理していました。
例えば、風呂に入る時でさえ、「何を持っていけばいいのか」「何をすればいいのか」までリストに書き出していたほどです。
結果として、脳の負担が増大
その結果、どうなったか。
次第に、脳が過剰に情報を管理しようとしすぎて、簡単なことも自分で考える力が低下してしまいました。
風呂に入るという日常的な行為さえ、「何をすればいいのか分からない」と感じるほどに、脳が疲弊してしまったのです。
メモを使わない生き方への切り替え
そこで、思い切って「メモやTo Doリストに頼らない」生き方に切り替えることにしました。
まず、必要最低限のことだけを覚えるように意識するようになりました。
例えば、「今日やるべきことは3つまで」と決め、その3つだけを頭に入れる。
もし、それ以上のことがあるならば、思い切って忘れるようにしました。
衝動性が強い私にとってそれが難しく、それができるようになったのはストラテラを服用し始めてからですが。
脳に余裕を持たせる生活
こうして、脳に少しでも余裕を持たせることを心がけるようになりました。
すべてを管理しようとせず、少しの忘れ物やミスも「それでいい」と自分に言い聞かせる。
すると、少しずつですが、脳が軽くなっていくのを感じました。
風呂に入るのに何をすべきか悩むこともなくなり、日常のタスクが徐々にスムーズに進むようになりました。
結論
メモやTo Doリストは便利ですが、使いすぎると脳に負担をかけることもあります。
すべてを管理しようとせず、適度に脳に任せる生活をしてみると、驚くほど気持ちが軽くなることがあります。
私自身、メモに頼りすぎて脳を追い込んだ経験から学び、今ではよりシンプルで自然な生活を楽しんでいます。
もし、あなたもメモに追い込まれていると感じているなら、一度試してみてはいかがでしょうか?
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