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ホイスコーレ、最後の1週間

最後の1週間が始まった。
帰ると決めた私は、だんだん心が日本に戻っている。
デンマークでの職探しもきっぱり諦めた。

その代わり?持って帰りたいものやお土産の買い出し、
帰ってからの仕事や家のこと諸々、帰りに寄る温泉旅行まで準備万端だ。

こうやって早め早めになんでもやってしまう性格が
今を楽しめない、思い切った選択ができない、という弊害を生む。
そして早く準備しすぎるが故のおっちょこちょいもやる。

いつも自分に保険を掛けるので大きな失敗はしないし、
順当に生きてきたからこそ得られたものもあるので、悪いことばかりではないが。

はじめの1週間同様、授業はない。
(月曜だけ少しある)

月曜日
午前:陶芸・・・なし
午後:ジャーナリズム・・・最後の授業あり
寮の家具移動・・・はじめのオークションでゲットした家具類を戻す
陶芸の展示会準備

火曜日
午前:学校生活の振り返り・・・ディベート形式で4、5人で話し合う
   寮ごとに分かれて、出し物?アクティビティを考える
午後:文化祭・・・各クラスがそれぞれの成果を発表する

テキスタイルクラスのファッションショー
音楽クラスの発表
陶芸、アートクラスの展示会
アウトドア、写真クラスのスライドショー

水曜日
午前:自室の掃除 一度部屋から全てのものを出して、徹底的に掃除する。
ドアの上、巾木の上、窓の桟、ベッドの下、蛇口まで小姑のようにチェックされる。チェックの厳しさは担当の先生によるのでちょっと不公平。

午後:パーティーの準備、各催し物のある部屋の椅子を移動したりと簡単な作業

夕食後:各寮の出し物を全員で順番に回る。
ex.写真撮影会、味当てクイズ、お絵かき遊び、伝言ゲーム、障害物競走、ダンス

掃除で疲れたし、パーティーとかめんどくさいし、と思ってたけど
結構楽しみながら意外とあっという間に時が過ぎた。

そのあとの飲めや歌えやのパーティーは不参加

木曜日
朝から共有部分の掃除
午後は森ツアー。
学校のバスで30分くらいのところに連れて行ってもらう。
こういうちょっとしたツアーが大好きだったなぁ・・・
帰りのバスから見える夕日が綺麗すぎて、
思わずポロリと涙が出そうになる。
もう当分こんな景色見ることできないから。

金曜日
午前中は各寮の共有部分の掃除。
いつもながら我が寮は半分くらいの出席率。
最後くらいきっちり出てこいよと思うけど、、、仕方ない。
先生が個室ドアをドンドンして、遅れてもわらわらと出てきたので、
ヨシとしようか。

午後:卒業証書贈呈とラストディナー。
みんな綺麗にドレスアップしてきていて、
ちょっと寒いんじゃないの?と思いながらも、
ノースリーブのワンピース持ってきてて良かった。
ディナーはコース仕立てになっていて、
先生たちがワインと料理をサーブしてくれる形式。
校長先生のスピーチがあったり、最後のお歌の時間があったり、
先生たちと写真とらせてもらったりした。
ディナーの最後は仲良かった子たちが涙涙で抱き合ったり、
なかなか感動的・・・もぅ、こういうの上手いんだから。


色々思ったのと違ったこともあり、
学校選びしくじったかと後悔した時もあったけど、
最後まで憎めなかったVrå ホイスコーレ

本当にありがとう。
やっぱり最後は感謝の気持ちでいっぱいです。

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