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長男の姿に感謝と誇らしさを感じた出来事

幼稚園の冬休みに入る3日前
こけたときに手をついて
腕が痛いと泣いた5歳の長男

寝る前に、布団に入りながら
足のマッサージをしてあげているとき

長男が
「腕が痛いから幼稚園行きたくない」と言った

コケたとき、だいぶ泣いてたけど
ちゃんと手もあげれているし、
通常の生活を送れていた

あれ?と思いながら
「そっかそっか、行きたくないんだね」と
共感し
「幼稚園に行くか行かないかは
明日の朝決めよう、今日は安心して寝な」と
伝えたら安心して寝た

朝、
「腕が痛いから幼稚園行きたくない」
と言って起きてきた長男

「うむ」と思いつつ、
痛みがあるのかもしれないし
「1日くらいいいか」と休ませた

次男は登園し
長男は、念のため病院に行き
レントゲンをとって診てもらうと
「大丈夫」とのこと
痛みがあるかもしれないけど、
数日で治るよ、と

「大丈夫だって、よかったね」と
その日は長男と2人きりで過ごした

その日の夜、
寝る前の恒例の足マッサージ中
「最近、お昼ご飯の時間が嫌になってきちゃって、幼稚園行きたくなくなってきちゃった」って、ぽつぽつと話してくれた

どんなことが嫌なのか、
他の園で過ごすときはどうなのかなど
聞いたら教えてくれて、
嫌になっちゃった理由を詳しく教えてくれた

これが行きたくなかった本当の理由だったかと
「そっかそっか、伝えてくれてありがとう」
と長男へ伝えられた

けどけど
私の中では、
我慢してたんだねとかわいそうにという思い
今まで誰にも言えなかったのかという残念な気持ち、ごめんねという気持ち、
大丈夫かしらと心配の気持ち
繊細すぎるだろうと呆れの気持ちや
たくさんのいろんな気持ちが埋めいていた

たくさんの思いがあったけど、

自分の気持ちに蓋をせず、
なかったことにしないで
ちゃんと自分の気持ちと向き合って
自分の気持ちを素直に
大人に伝えるってことが
とても勇気がいって、
頑張って伝えてくれたんだなという思いを
一番大きく思えて、
「ありがとう」という感謝の気持ちと
そんな長男の行動が「かっこいい」と思えた

「明日朝起きたときに
行きたければ行けばいいし、
行きたくなければ休めばいいよ
とりあえず、ゆっくりねなね」
と聞くと、安心した様子で寝た

朝、やっぱり行きたくないとのことで
休むことになった

ただ、嫌になっちゃった原因のお昼の時間のことに関しては、
先生に相談してみないと何も解決しないから

まずは、困っていることを
先生に伝えて相談してみようかと提案してみた

こんなに困っているってこと
先生は知らないと思うから、
ママと一緒に話して、知ってくれたら
サポートしてくれるかもしれないと

そしたら、
「うん、話してみる」とのことだったので
夕方時間をもらい先生と話すことになった

信頼できる先生だったから
ちゃんと長男の気持ちを受け止めてくれる
ちゃんと長男に寄り添ってくれると思いながら
親として心配がなかったわけでもない

けど、まずは
「困ったときは、信頼できる大人に相談すればいいんだ」という経験を長男にしてほしかったから
長男を、先生を信じて動くしかないと思った

長男に
「ママから話そうか?それとも自分で話す?」と聞いたら
「自分で話す」と言うので
お部屋についたあと
自分の言葉で先生に気持ちを伝えるのを待った

たどたどしかったけど、
自分の言葉でちゃんと自分の気持ちを伝えていた
先生も「うんうん」と聞いてくれた

「気づいてあげられなくてごめんね、
先生にどうしてほしい?」という質問に関しても
長男からこうしてほしいと伝えていた

その姿を見て
私は、不安がなくなって、
「この子なら大丈夫」って思えた

2日ぶりの幼稚園で先生とたくさん話せて
お友達にも少し会えて
長男も嬉しそうだった

そのまま冬休み突入になり
長いお休みが2日増えちゃうことになったけど
長男にとって、また新しい3学期のための
十分な休息とリフレッシュになるといいな


親として、我が子には
「この子なら何があっても大丈夫」
と思いたいけど

乗り越えないといけない壁が
初めて立ちはだかったとき、

我が子が壁を乗り越えた姿を
見たことがなければ、
「本当に大丈夫かしら」と心配になってしまう

けど、心配だけど、子供を信じて、
親にできる精一杯のサポートをしてあげて
もう一回子供を信じて背中を押す

この経験の繰り返しが
「ママやパパなら信頼できる」
「この子なら大丈夫」という
親子の絆につながるんだろうなと思った

今回の出来事は、私と長男にとって
忘れられない出来事になった

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