BEYOND: Two Souls クリア
Detroit: Become Humanに続いて、前作にあたるBEYOND: Two Soulsをプレイしました。
まさに体験する映画という感じはDetroitと同様。
1人の女の子の人生を一緒に歩むような、不思議な感覚でした。
霊体とつながる少女の人生を歩む
物語はジョディの様々な年齢の時の出来事を、時系列ではなく飛び飛びで進んでいきます。
彼女の結末を知り、なぜそうなったのかを少しずつ知ることで物語の全貌が見えてきます。
プレイヤーは、主人公ジョディと霊体エイデンの2人を操作して物語を進めていきます。
エイデンは時にジョディを助け、時には苦しめ、そこはプレイヤーの選択次第です。それによって物語も分岐していくのかと。
生まれた時から人生を決められているジョディ。
やるもやらないも、選択の余地なくやらされることが多く、自分で選ぶ権利はない。
霊体とつながる不思議な力の研究のために、常に誰かが見ている生活。
戦いたくないのに戦わなくてはいけない。
行きたくないのに行かなくてはいけない。
プレイしているこちらも、すごく息苦しく感じるシーンがたくさんあり、それはジョディが感じていることを少し感じられたようにも思います。
そうしてプレイしながら彼女の人生を見るうちに、幸せになってほしい…!!と思わずにはいられませんでした。
なので可能な限りエイデンで彼女を助け、彼女が死なないように、幸せな未来を掴めるように、全力でやりました。
もう気持ちはエイデンそのものというか、ジョディを1番近くで見守る気分でやってました。
そして最終的に私が選んだ結末では、ジョディが幸せに暮らす姿が見られて、本当に感無量でした😭
プレイヤーとして関わることで、ジョディへの思い入れも強くなり、ジョディとしても様々なシーンを体験して、とても濃厚な時間を過ごしたなという気分です。
それから、自分で何かを選んで生きるということは自分の人生を生きるということだなと感じました。
おそらく20代前半頃まで自分の意思で選択できない人生だったジョディを見て、選べるということは自由そのものだし、幸せなことだと改めて思いましたね。
ホラーが苦手な人はちょっと注意
ホラーゲームのくくりではないと思いますが、霊体、あの世とこの世、みたいな話の性質上、ちょっと怖いシーンもありました。
超怖がりな私にとっては、薄目でプレイしたところも少し…笑
あと血が苦手な人も注意ですね。割と人がバンバン死ぬし、戦場での戦闘とかもあるので…。
正直こちらも苦手なので、早く終われー!って思いながらやってました…。
操作性、プレイしやすさはイマイチ
・アクションできるものがわかりづらい
・走る、歩くは選択できないため、動きづらいなと感じるところも
・どこにいけばいいのかわからなくなる時がある
・エイデンの操作性が独特で若干酔う
ところどころ、なんかやりにくいなあと感じる場面がありました。
操作面はDetroitでかなり改善されたんだなと思います。Detroitではスティックをどう動かすかの指示などがわかりやすかったので、beyondでの白い点のみの表示はデザイン的にはいいんだろうけど、何すればいいのか分かりにくかったです。
あとDetroitではアクションできるものが視覚的に分かる仕様だったので取りこぼしを無くそうと思えば無くせましたが、beyondではアクションできるものは近づかなければわからないので、不便だなぁと感じました。
まあこれは、逆行してプレイしているので仕方ないところですが。
特にエイデンの操作性が独特で、カメラが勝手に揺れるし、ジョディにビジョンを見せる操作なんかは、スティック壊れたんか?って思うくらい勝手に動く。
え、ほんとにスティック壊れてたとかないよね?笑
戦闘のQTEも、矢印表示のやつは微妙に入力がズレると失敗判定だったので、難しく感じました。
いろいろ不便も感じましたが、プレイをやめようと思うほどではないし、慣れもあるかなと。
物語が面白いので、操作性だけでプレイをやめてしまうのは勿体無い作品だと思います。
体験する映画
ゲームだからこそできる体験。この作品にもそれがありました。
物語はほぼ一本道ですが、ジョディを操作し、エイデンを操作し、自分で物語を進めることで、ただ見ているだけでは得られない感覚があります。
体験する映画だなぁと思わせてくれた作品。
選ばなかった結末も見てみたいなと思います。