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(2024年1月)上野でみた大道芸 その2

日曜日の上野公園、昼過ぎ。
薄曇りで肌寒さのある1月下旬、ベースボールキャップを後ろかぶりし眼鏡をかけた男性を眺めるように数人。
音楽に合わせてプニュ〜っと細長い風船を膨らませるその人は、大道芸人の人でした。
手際よくねじりながら複数の風船を組み合わせていく様子を見る人たちは、子連れの家族を中心に微増ながらも着実に増えていきました。
くりくりと進めるうちに出来上がったのは、有名ねずみキャラクターでした。
拍手とともに右から左から「すご〜い」の声。
棒と紐が一体化した道具でコマを操ると、大道芸へお客さんの興味もそそられていきます。
つづいて赤い紐をプラプラさせながらマジックを披露、そのまま矢継ぎ早なマジックの連続攻撃に、次々と「お〜〜〜」。
絶え間ないおしゃべりとユーモアを交えた芸によって、集まるお客さんの増加はスピードアップ。
スリムサイズのボックスティッシュの箱ぐらいの大きさの箱を持ち出しパコパコやったり、箱が9コ積み上げられたところから引き抜いて行ったり、顎の上でバランスを取ってみたり。

最前列に並んだ幼児世代のお子様たちからキャッキャ、キャッキャと声が上がり、大人たちも微笑ましく笑いがこぼれていく感じです。
さて、だいぶ盛り上がってきたところで、大道芸人の人がそれまで被っていたキャップを脱ぐと、まるでお笑い芸人の小峠さんのようなスキンヘッドが現れました。
そしておでこに透明の筒を装着。
まるでユニコーンです。
スキンヘッドがユニコーンヘッドに。
投げ上げたボールをユニコーンヘッドでナイスキャッチ。
前列で見ていた男性を連れ出すと、男性にボールを投げてもらってキャッチすると言う。
軽く笑いをさらうと(お子様たちはすでに大喜び)、男性から投げられたボールもナイスキャッチ、大きな拍手に包まれました。
最後は高い一輪車に乗ったパフォーマンスで締めくくり。
お子様たちの声と笑いがうまく取り入れられ、ファミリー層を中心に楽しさと満足さが感じられる大道芸でした。

それぞれのお客さんが家に帰った後、「今日みた大道芸おもしろかったね」と家族で話す姿が想像できる内容なのでした。

おわり

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