見出し画像

「寄り添う」ということ

東日本大震災から13年が経ちました。
災害の犠牲となった方々への哀悼の意を表し、被災され今もなお苦しんでおられる全てのみなさまにお見舞い申し上げます。

地震当日のことは今でも鮮明に覚えています。
一報が入り、慌ててつけた社内テレビに映る津波の映像。
ただただ茫然と立ち尽くすしかありませんでした。
当社は東京に営業所を構えていますが、地震直後は従業員とも連絡がつかずとても心配でした。
取引先、同業者ともに被災された方々も多く、暫くはいろいろな面で調整が必要となり、お互いに四苦八苦しました。

あれから13年。震災に関する報道が少なくなってきているように感じると、3年前に入社した福島県出身の従業員から言われました。
「福島では今でもほぼ毎日のように報じられていることが、沖縄ではほとん
 ど報じられないことに驚きました・・・。」
「まぁ、当たり前なんですかね・・・。」
寂しそうに話す従業員を見て、何とも言えない気持ちになりました。
報道が少ないのは報道側だけに原因があるのではなく、私たちの関心の低下が招いた結果だとも思います。

私は沖縄の基地問題に対し、賛成・反対は抜きにしても全国民に「自分事」と捉えてほしいと日々思ってきました。
せめて沖縄に寄り添ってほしいと。

しかしながら、そんな私は被災地の方々に寄り添っているのか。
諸問題を抱える方々に寄り添えているのか。
反省しなければなりません。

遠く離れている沖縄だからこそ関心を持ち続け、自身ができるカタチでこれからも寄り添っていこうと思います。







この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?