大切すぎて、扱い方が分からなかった

昔は、ごく普通に息子と接していた。

だが、息子が精神的な不調を起こしてから、
パパはどう接すれば良いのか分からなくなりました。

「少しでも笑ってて。」
「死なないで。」

その一心だった訳だけど、
力が入り過ぎていたなと、最近思う。

ある意味、腫れ物に触るかのように扱っていた気がする。

それに気付いたのは、
息子と同等に大切だと思う人が現れてからだ。

おかしい。
自分より年上の、しかも同性に。

息子に対する心配を、彼に対しても抱いていて、
ちゃんと飯は食ったか、とか今日も無事にしとんか、とか、少しでも笑っててほしい、生きててほしい。

その彼を、息子と同じように扱っていた。

本当に、意味が分からない…笑

今の息子を見て、

「この子は大丈夫だ。」

と思った瞬間に、軽くなった。

それと同時に、
彼に対する気持ちも軽くなった。

だが不思議なことに、
今でも彼は息子と同じレベルで大切だ。

本当に、生きていたら不思議なことが沢山起こる。

パパは、本当は分かってた。

ずっと手を握ったまんまぢゃいけないんだってね。

パパが護れば護るほど、どんどんパパに依存してしまう。

俺の幼馴染は、それを見抜いてた。

「大切にする。」

って難しい。

俺は、お気に入りのZippoのコレクション用を保管している。

でも人は、代えが効かない。

だから難しい。

もしお前らどちらかが居なくなったら、
きっとおかしくなる。

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