低用量ピル飲み始めたら“薔薇色人生without生理”が始まった件

注:医学的知識をもたない一般人が、ネットで調べた内容と個人の主観に基づいて書いています。また、医療保険の不正受給を教唆する意図は全くございません。痛くてつらいのが当たり前だと思って我慢している人へ、服用開始のハードルを下げられるような一例を提示したいだけです。

お急ぎの皆さん!次の項目だけ目を通してください!
・辛い痛みは異常。病気が隠れてることもあります(少しの痛みや不快感を我慢するメリットなんてないです)
・なるべく病院を受診しましょう!(副作用のフォローと保険適用のため)
・ピルは避妊効果だけじゃない。経血をずっと止めることも可能

・家族に反対された場合、病気の可能性があること・避妊目的でないこと・痛みがひどいこと、などを伝え、できるだけ協力を仰ぎましょう。(飲み忘れ防止や副作用の周知のため)

0.はじめに

筆者の症状と動機を書きます。
・経血量は多くないが、生理期間中貧血気味
・痛み止め必須。どんどん効かなくなるので強力なものに変える必要性あり
・月経一週間前から体調不良(詳しくは後述)←これが一番キツイ

・こんなに痛いもんなの?と家族に相談したところ、そんなもん。と返ってきたため我慢してみるが、とうとう痛みと貧血でぶっ倒れて、目覚めたら「落ち着いて聞いてください」ビューだったので、やってらんねぇ!と思い婦人科へGo

筆者は婦人科を受診する前、低用量ピルについて色々と調べたわけですが、1か月で1万円になることも……!?保険適用にはならない……!?
などのサイトを見て、ずっと震えていました。
結論から言うと、症状によるし、薬の種類にもよりますが……
・月平均1,000円弱
・保険適用できます

初診時16歳だった筆者の不安要素は
1.こんなんで病院行っていいんか?ってか何科?
2.費用
3.副作用
だったのでその順に書いてみます。

1.痛み止め飲まなきゃ生きてらんねぇ!は月経困難症

 最後に(と診断される可能性がある)と付きますが、いや、もう、ハイ、見出しの通りでございます。

 いざ問診表に記入となったとき、月経痛のみに〇をつけ、症状に腹痛腰痛吐き気と記載、「生理期間中は痛み止めが手放せない」と備考欄に記入しました。
 後述の理由で2つの医院に行ったのですが、どちらも開口一番、月経困難症診断の上、保険適用にできるから1か月1,000円強で低用量ピルを服用してみないか、と言われました。
(ちなみに引っ越しと同時に3つ目のクリニックに行きましたが、こちらでも保険適用できました)

つまり、痛み止めを飲みたくなるレベルの痛みは、症状に名が付くレベル。
= 病院に行っていい十分な理由になる、ってことです。

2.PMS(月経前症候群)ってどこから??

 世の中にはPMSというものが存在するそうです。
ふ~~~んみんな大変なんだなー……って筆者も該当者ーー!!??

茶番はさておき、該当するそうです。
筆者は血が出始める1週間前から風邪の引き始めみたいな症状が出ます。
・軽い頭痛
・体力の低下
・寒気
・食欲不振
・朝のコーヒーで動悸
・全身の倦怠感
・微熱(これはないときもある)
・ニキビ
・止まらない食欲(のくせに欲に従って食べると嘔吐)

こんなもんかな。2つ目のクリニックの問診表は細かいチェック項目があったので、だいたいこういう項目にチェックを入れたと思います。
ちゃんと(?)PMSに該当するそうです。
P.S.
どうやらPMSだけでもピルの保険適用になるらしいです(友人談)

3.どこを受診すればいい?

産婦人科っていうから妊娠してない人は行けないのかと思ってた時期もありました!!

・ホームページにピル処方可能の記載がある
・産科よりも婦人科が主っぽい(産科が主だと長く待つことになるらしい)
・Web予約が可能(通院が楽なので)
・口コミが良さそう(Googleマップで)

以上の条件で病院を探しました。ヒットしたクリニックは大体が、新しい建物で、駅チカのクリニックでした。(最近の需要に合わせて、かな?)

 ピルの服用を親に反対されていたため、予約の際に事情を話し、16歳ひとりで受診できる病院で、かつ高校の帰りに通院できる医院に絞りました。

また、先述した2つ目のクリニックを受診した理由としては、担当医師が男性の方だったからです……16歳当時は初診料をもう一度払うに足る十分な理由だったのです……
他の方の体験談を読んでると、「みんな我慢してるんだよ?」「月経痛は病気じゃないので保険効きません」など言ってくる医師もいるそうです。もし当たってしまっても、そっちの方が少数派でしょうし(祈願)、気軽に別のクリニックに行ってみましょう。

4.副作用が怖い……

 人によってまちまちでしょうし、健康体であれば極度に恐れる心配はないと思います。とあるクリニックのデータによると、
頭痛が20%
悪心・嘔吐が30%弱
その他、めまいや体重増加は2%以下でした。

 筆者はもともと頭痛持ち(禁忌にならない程度)ですので、副作用としての頭痛が出たかはわかりませんが、最初の1.5か月くらいは食欲不振と吐き気がありました。嘔吐まではいかなかったです。

 他は血栓症のリスクが増大することでしょうか。
もともと1万人に1~5人発症するのが、3~9人に増えるらしいです。
まあ、タバコ吸うよりマシか、と思って気にしないようにしています。

病院側から半強制的に、半年に1回程度の血液検査を義務付けられます。
危なくなればその検査で引っかかるので、安心して(?)飲めると思います。


5. 保険適用だろうと費用怖くね……?

通常は3週間、毎日同じ時間に飲み続けた後、1週間飲まない週を設ける。その1週間で軽い出血があったりなかったりっていう感じの飲み方になります。
どこのクリニックも3か月分(=3シート)を1度の診察で出す感じです。

つまり、年に4回の診察+2回の血液検査って感じになります。
だいたい1年で10,000円とちょっとって感じです。

筆者の場合、いちばん最初に
・子宮内膜症の検査
・臓器のねじれ(たぶん)の検査
・ピルが服用できるかの血液検査

をしたので、初診は8,000円弱かかりました。

あと、飲み始めたころは全然効かなくて(変わらない症状と経血量)、ホルモンがたくさん入ってる薬に変えて、かつ休薬期間のはずの1週間もずっと飲み続けて生理を完全に止める飲み方をしました。その年は15,000円いきました。
その飲み方で完全に止まった後、1週間の休薬期間を再開して、その期間を設けても生理が来なくなったあと、どんどんホルモンの量が少ない薬に変えていって、今は10,000円を切ってます。

5.どんだけ楽になる?

筆者はPMSと生理期間合わせて2週間ずっと体調不良だったのがなくなっただけでピル代まかなえるのですが、一応客観的に試算。

多めに見積もって、ピル代 2,000円/月 に対して
飲まなかった場合の月の損失額は
①痛み止め代 200円
②バイトや大学を休む(4時間と2コマで換算)4,000円くらい
③やりたかったことができない 5億円
④部活や勉強で本気出せない 1那由他円
⑤だるい ∞円

ウーーン。お得ですね。

では。
みなさまの快適ライフ(と、ピルがよく効くことと副作用が軽いことと病気の早期発見と自分に合うクリニックを見つけられることと費用軽めのピルシートで足りることと……etc)をお祈りしております。


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