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文園そら
2024年3月29日 19:38
普通の小説だったら、雷がゴロゴロなる夜に、怪しい館の屋上でフクロウが鳴いている様子から物語は始まるのだろうが、その夜おれは洗濯物を干していた。この日は、朝は大雨だったし、日中は仕事に行っているからだ。夜中になってやっと晴れたので、洗濯物を干してから寝ようかなと考えていたまでだ。 そこで、遠くに鳥が飛んでいるのが見えた。かなり大きい鳥だ。ワシかタカか、猛禽類らしい。翼は2メートル以上あるように見