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【J1⑲vs横浜FCレビュー】5バックは苦手??

はじめに

みなさま、今回もわたくしの拙いブログにお付き合いいただき誠にありがとうございます。

前回書いた鹿島戦のプレビューが嬉しいことに82回も見られていることを大変嬉しく思います。


とある方がTwitterでリツイートしてくださったおかげだと思います。この場をお借りして深く御礼申し上げます。
今後も本能の赴くまま綴っていきますので、何卒よろしくお願いいたしますm(_ _)m

さて、4連勝中のガンバは、今節5連勝をめざしてアウェイで横浜FCと対戦しました。
結果は0−0のスコアレスドロー。
ガンバサポの皆様におかれましては、前節、鹿島相手に完勝したので結果・内容ともに満足できなかったのではないでしょうか。

まあ、サッカーは相手がいることですし、相手が変われば試合内容も当然変わるものですから、毎回毎回完勝とはいきません。

とは言うものの、わたくしは前回対戦のイメージが濃く頭にこべりついてるので今節も完勝や!と余裕ぶっこいてました。

第9節横浜FC スタッツ

ところが、どっこい。
勝ち点1をよく拾えたなぁという内容の試合でした。

5バックは苦手??

今節は前回対戦のような内容(スタッツ)にはなりませんでした。
思うように結果がでなかった横浜FCは、シーズン途中で5バックにシステムを変更しています。今節のスタメンは次のとおりです。

横浜FC戦スタメン

倉田が筋肉系の怪我により左WGに石毛が入り、ジェバリとネタラヴィもスタメンに復帰しました。

試合の展開は、ガンバがボールをもつ→ビルドアップでのエラー→横浜FCのカウンター。

横浜FCのゲームプラン

ガンバとしてはビルドアップで横浜FCの前線3枚(山下・マルセロヒアン・小川)をできるだけ、深い位置に押し下げたい。

ガンバのゲームプラン

ん?!
この展開は、、、、

連勝の記憶に上書きされ、すっかり忘れてしまっている天皇杯2回戦・高知ユナイテッドSCではないですか!!
実際に高知ユナイテッドSC戦のようなボールロストからカウンターを受ける場面がありました。

縦パスがロストした場面

前半20分と前半38分に縦パスが相手にカットされた場面です。
福岡は相手ダブルボランチの間(門)を狙い、山本はハーフスペースの石毛の足元を狙いましたが相手ボールに。
そこから広大なスペースにパス・ドリブルで運ばれました。決定機を作られるまでには至りませでしたが、横浜FCのプラン通りの展開になりました。

前半20過ぎからは、横浜FCが攻める時間が長くなりました。
・立ち位置が不十分な状態でのボールロスト
・ボールを奪取した後の1つ目のパスがずれる
この2つが原因となり、横浜FCのWBとボランチが前向きボールを持つ回数が増え、押し込まれる時間が長くなりました。

また、後半は横浜FCのWBがリスクをおかして高い位置で攻撃参加をしてきました。

横浜FCのWBが高い位置

横浜FCのWBが高い位置を取るので半田が2人を見ないといけない状況になりました。
アラーノはあえてなのか攻め残りをしていました。アラーノと石毛が前線に残ることで相手最終ラインと3対3が作れます。
ただ、かなりピンチを作られ、東神とゴール枠神に助けられました。

5バック相手でも決定機は作れたよ

ガンバの守備も整備されていました。
この守備ができていたので前半20分過ぎまでは、ほぼガンバのターンで攻撃ができていました。

ガンバのサイドへ追い込む守備

「守備がうまいくと、攻撃もうまいく」とよく言われています。
前半16分の場面です。

前半16分ダワンのシュート

山本悠樹のミドルシュートのこぼれ球をネタラヴィが回収し、黒川へボールを渡したところから攻撃スタートです。

わたくが良いなと思ったのは、山本悠樹・石毛・アラーノがレーンを移動することで相手DFを引き寄せ、守備陣形を崩せているところです。

レーンの移動で相手守備陣形を崩す

昨シーズンまでのガンバなら、ボールホルダーに近づくは、大外レーンに3人密集するは、ごちゃごちゃしていて効果的な攻撃はできませんでした。
ポヤトス監督により整備されたのが、ほんまに嬉しいです。

他にも鹿島戦ほど多くはなかったですが決定機は作れていました。

【後半20分】

後半20分 半田のシュート

黒川(スローイン)→山本→ダワン→ネタラヴィ(ドリブル)→半田(シュート)
この場面もレーンの移動&密集から空いたスペースに半田がオーガナイズ(立ち位置)し、フリーでシュート。

【後半44分】

後半44分 アラーノのシュート

ディエゴ→三浦(縦パス)→福田(ワンタッチ)→宇佐美→黒川→宇佐美→福田→黒川(クロス)→アラーノ(シュート)
この場面もレーンの移動&相手密集から左大外レーンのスペースへパスを送りクロスからシュートまでつながりました。

狭いスペースで相手を密集させることにより、スペースをつくりオーガナイズするというパターンで決定機を作れていました。
狭いスペースですが、レーン被りも少なくオーガナイズが整理されている印象です。
また、一人がレーンを移動すればそれに連動して周りの選手も被らないようにレーンを移動できているのも良いですね。

それでも得点は奪えませんでした。
まあ、5バックを採用するチームから得点を奪うのはどのリーグでも難しいと証明されていますので、しょうがないと言えばしょうがないのでしょうが・・・。

30〜40%の完成度

ポヤトス監督は「今のガンバは30〜40%の完成度」とコメントしています。60〜70%は改善の余地があり、理想のサッカーまでまだまだ道半ばということです。

横浜FC戦で見えた改善点
・オーガナイズできていない状態でのボールロスト
・相手に中盤をドリブルで前進される
・フリーでのシュートの少なさ
・ゴールキックを含め、つなげるのにロングボール多用

このように、改善点は試合ごとに出てきます。
しかし、ポヤトス監督は週のトレーニングで前節の改善点と次節の対戦相手に対する戦術をしっかり施してくれる優秀な監督だとわたしは思います。

そして、ポヤトス監督の理想は??と考えてみると。
SBが長い距離をオーバーラップするのではなく、WGが大外レーンで仕掛けるサッカーなのではと、わたくしは考えます。

SBが長い距離を上下動すると、かなり体力を消耗します。
なんせ、わたくしもSB出身ですから。。。
身をもって体験しています。夏場の試合は地獄です。
体力を消耗すると、疲労がたまり怪我の可能性やいらないファールでカードをためてしまいます。

ポヤトスガンバを完成させるためには、夏の移籍期間で強力なWGの補強が必須です。

ここ最近のガンバ強化部さんは良い仕事をしてはりますので、この夏もかなり期待しています!!

おわりに

次節から2試合ホームで京都・柏と試合です。
順位が近いチーム相手にホームで2連勝といきましょう!!

今回も最後まで、なが〜い駄文にお付き合いいただきありがとうございました。

ガンバれ、ガンバ大阪!!
ではでは~



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