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こんなかわいいのになんで来ないの❓意味わかんない


「ただいまー」
玲子が帰ってきた…今月に入り明らかに
帰りが早い…
自室に入り、すぐにシャワーを浴びに行く…

アンからの情報ではバレンタイン以降は
完全にお茶を挽いているようだ。
私の顧客層もわずかしかつかず
新規も掴めないのだろう…


これなら春には飛ぶだろう…
今日、追い込みをかけてやる。

風呂から出て、何かノートやらタブレット端末を持ってきて、書き込んでいる…
「玲子…ちょっといいかしら?」
「うんいいよ!私もお母さんから聞きたいことあるし」
「あなた…講習をろくに受けてないみたいね。
正直に言うわね!あなたにソープ嬢は無理❗️
これは母親としてではないわ。
処女宮 麦穂という先輩からの立場としてよ。
ソープ嬢を舐めないでちょうだい‼️」

さすがに効いただろう。顔とスタイルだけで
どうこうなる世界ではないのだ。

「うーん…でもさー私のかわいさってちょっと常識が通じないレベルだからなぁ。もっと宣伝がうまくいけばすぐにナンバー1だよ。
だってあの麗菜って人より私かわいいもん😊」

我が娘ながら、その自信は一体どこから
湧いてくるのか?
「顔がいいだけじゃダメなの、あいつらは
奴隷のように尽くしたり、完全肯定してやったりとね。媚びなきゃダメなの。麗菜って女は
そこが上手いだけ…むしろ私かわいいっていう態度が滲み出てると、卑屈な奴らだから
上からいけないの!」

「大丈夫‼️だって私のかわいいはそういう因習とか常識を吹っ飛ばせるの!
そのためには宣伝と口コミ‼️
あのアイドル崩れの客層も引っ張れたもん。
だからねお母さん…顧客ノートってこれだけ❓
もっとあるんじゃないの❓」

「もう捨てたわ。そのノートは
今もお付き合いがある方々のモノだから」

「ふーん、ないんだ。ならいいや。
おやすみ💤」
さっさと自室に入っていった。

なんなんだあの自信は?
素直で穏やかで優しい娘だった。
それに自分をかわいいって何回言った❓
まるで自己愛の塊じゃないか…

違う…玲子はあんな娘じゃない…
あんな卑しい娘では...

翌日も何事もなく川﨑へ向かった。

どうする、生活費を要求するか。
家事もやらせるか❓
あまり縛りつけたら寮生活をしだすかもしれない。


とにかく早く辞めさせなければ、
柿沼さんと作ってきた私のブランディング像が
崩れてしまう…
そうなったら…今の地位は…


シングルマザーの夜職女性を支援する事業を
始め、私はその界隈のインフルエンサーだ。
多くの支持者がついている…
そのためにも玲子が健全に育んでいる
事実が大事なのだ。
今、玲子は浪人中ということにしている…
もしソープ嬢をやっているなんてことが
わかったら…私のイメージが…イメージが…

ホントにありがとうございます😭 さらによい作品を作り還元していきたいと思います♪