出会った時は名前を知らない
スマホを手にした中学生。
６年前の私は、LINE、電話、
あまり見ないYouTube、
そしてミュージックボックス。
使いこなせないスマホは
ミュージックボックスの
割合が多かった。
今は使えなくなってしまった
ミュージックボックスは
当時は無料で広告なしで
音楽を聴き続けられた。
「死ね」を叫んだあの曲が
私に衝撃を与えた。
私はアーティストを見て
曲を聴くことは少なく
「この曲が好き」という
感じで音楽を楽しんでいた。
死ねを叫ぶあの曲を
誰が歌っていたなんて
知らなかった。
３年後、中学校を卒業し、
あの曲を歌っている人を見た。
貴方解剖純愛歌〜死ね〜
／あいみょん
衝撃を超えて雷に打たれるほど
どっぷりハマってしまった。
高校２年の夏。
あいみょんが大阪城の音楽堂で
ライブをしていた。
音漏れを聴きに友達と向かった。
チケットに当たった人が
続々と会場に入っていく。
目がキラキラ輝いていて
みんな空を飛べそうなほど
ワクワクが伝わってくる。
ライブが始まり
聴いていた曲が次々と流れてくる。
天気の子の
「あなた今泣いてますよ。」状態の私。
すぐ母に電話し
あいみょんのファンクラブに入った。
それから何度もライブに
行った。
初めてのライブ。
初めてのグッズ。
初めてのCD。
初めて見たあいみょん。
初ライブの見に行った
AIMYON TOUR 2020
”ミート・ミート”
即CDを買い余韻が
消えた頃に届いた。
余韻がぶり返し次の日の
学校が憂鬱を極めた。
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