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「日記」予測不能にもほどがある 昭和的実録海外ひとり旅

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既に半世紀前、プライベートでの初めての海外ひとり旅時の一年半程の日記です。 旅行日記であるにも関わらず、その地の紹介や感動などは余り書かれておらず、ただ自身の上に絶え間なく押し…
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2024年8月の記事一覧

予測不能にもほどがある 32 イタリア編 (9 昭和的実録 海外ひとり旅日記

        日記_034 二つの言い訳   23-(2 / july 1978  些細な屈辱 カオスのような街々から、突然整然としたBAUHAUSな街に放り出されたようだ。 そのFrankfurtで、この旅初めて道を間違えることになった。 まずは”Central stationに行きたい、尚且つより多様な表情を持つオススメの街があれば教えて欲しい”のつもりで言った”Main”に込めた意味が、英語を理解しないあるいは俺の英語が曖昧すぎたのか間違ってい

予測不能にもほどがある 31 (欧州各国)|イタリア編 (8 昭和的実録 海外ひとり旅日記

        日記_033 ・・・をたずねて - 番外   18/ 19/ july 1978 手ぶらの帰り道  もう1度Liverpoolに行こうかと思ったのだが、Markが勧めるのでYorkに行くことにした。 「York」、ヨークシャーとかヨーク大主教とか良く聞くのだが、果てさてどんな街なのか。 降り立った駅舎は、竜骨のボールト天井で形成されたトップライトに取り込まれた薄光が、プラットフォームを深く緩やかなカーブを描きながら覆い、支えのコリント柱や壁