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「日記」予測不能にもほどがある 昭和的実録海外ひとり旅

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既に半世紀前、プライベートでの初めての海外ひとり旅時の一年半程の日記です。 旅行日記であるにも関わらず、その地の紹介や感動などは余り書かれておらず、ただ自身の上に絶え間なく押し…
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2024年5月の記事一覧

予測不能にもほどがある 27 (旧ユーゴ)|イタリア編 (4 昭和的実録 海外ひとり旅日記

        日記_029 これぞ、ITALIA   04-(2 / july 1978 先ずはVenezia Triesteから即列車だから、劇的にItaria感を味わっている訳では無いところが何か腹落ちしない。 (カンツオーネの歌声でも聞こえてくれば、話は別だが・・・) 確かにRome方面からVeneziaへ向かっていると云うのなら大いに(筋が通っているのだが)、アドリア海側のTrieste方面からと云うのがしっくり来ない原因なのだろう。 (どうでもい

予測不能にもほどがある 26 旧ユーゴ|イタリア編 (3 昭和的実録 海外ひとり旅日記

        日記_028 生きているということ   01-(2 / 02 / 03 / july 1978 「ドコデモ ドア」 Dubrovnik この街は生きている。 (観光地(旅の通過点のつもりで立ち寄ろうとした街であり、聞き知っていた訳ではない)という名声に胡座をかくでもなく、その遺産に寄り掛かるでもなく、そんなことに意を介しない人々の暮らしが普通に見える街というだけ。 比喩に例えられるような“中世が生きている”などと云う意味ではない) Athen