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うつ体験記② 危険なサイン

こんにちは、ぽちといいます。
うつ病をきっかけに、6年目で会社を退職しました。
いつもスキをつけてくださる方、ありがとうございます。

前回の話の続きの前に、私の元々の性格を少し…

長女でしっかりしていると昔から言われていた
曲がったことは嫌いで正義感が強い(むしろ強すぎる。)
真面目
カテゴライズ癖がある
完璧主義・白黒思考
好きでなくても器用にできる(できてしまう)
頑張りすぎて、どっと疲れがでてしまう

ちょっとバリアを張ったように感じられる性格だと思います。


身体が発し始めたサイン

最初は、食事の変化でした。
元々食事が大好きなこともあり、
キッチンで何かを作ったり、出来たものを食べている時間は
何も考えず、少し集中することができて大好きでした。
平日は終電間近に帰宅することも多々あり、
とりあえず胃にものを入れておけばいいかと考えたり。

具体的には、、、
空腹時のドカ食いや、お菓子の量が増える
自炊派だったのに、気づいたらインスタントばっかり。
パンとコーヒーの食事ばかり
昼食は空腹より睡魔が勝って適当に済ませて昼寝
勤務中は常にコーヒーを水代わりに摂取
夕食はポテチとアルコール

家では他にも、、、

湯船につかることは
土日も含め2週間に1度あればいい方でした。。
シャワーさえも面倒になってスキップしたり。
休日は平日に手付かずだった家事をこなして、
ネトフリでも見ながらダラダラしていたら
あっという間にサザエさんの時間になるという暮らし。

次に、携帯への依存です。
他にやりたいことがあるはずなのに、
なんとなくで始めてしまったゲームにはまって
時間を無駄にしたように感じることが増えました。
特にインスタ、フェイスブックで友人の近況を見始め、
LINEで友人のプロフィール写真が更新されているのを見ていたり。
そしてこれを始めてしまうと、ベッドの中で
寝られなくなったり、平気で5時間くらい時間が経っているという悪循環。
そして、ふと我に返ってそんな自分への自己嫌悪に陥ってばかり。

疲れているのに目がさえて寝られない。
でも、電車の中では爆睡。

常にイライラ感と疲労感と。
気分転換になるはずの時間でさえも、
何でこんなことに時間を費やしたんだろう…と
自分にがっかりしてばかり。
平日にクタクタになり、休日にリカバリーしきれないことが
よりストレスになっていました。
どんなにいい気分転換をしたとしても、
もったいない一日を過ごしてしまったなと感じることが増えました。

他にも、昔から爪噛み癖がありましたが、
ひどくなったり、直そうと頑張ったりを繰り返しました。


幼い私と大人の私

昔から、我慢強いことだけが自分の誇れるポイントでした。

だから、嫌なことがあってもNOを言うことは苦手だったり
父が厳しい人だったということもあり、
NOや何で?ばかりの幼い私は聞き分けの悪い子どもだと言われ
頭ごなしに怒られることが多くありました。

今考えるとそんな経験もあり、
ネガティブな気持ちや醜い部分は誰かに悟られないよう
ひた隠しにしてばかりでした。

私の感じるイライラを打ち明けることはきっと相手を不快にさせる
相手に嫌われないよう、顔色を伺ってばかり
醜い自分の姿を誰かに指摘されたらどうしよう

特に仕事においては興味がないけど、すきではないけど、
正直ほとんど全部やりたくないことばかりだけど、
やらなくてはいけないことは必ずやらないといけない
そう思って日々働いていました。

最初は奨学金を返すために。
次は、いつか行きたい旅行や留学の資金のために。
早く自立して、一人暮らしできるようにするために。

自分なりに作り上げた理由があって、そのために頑張ろうかなと
何とか思えていました。

でも、コロナ禍になり色んなことが制限され
予定通りにいかないことが増え、
その一方で、物欲もなく、倹約家なことが幸いしたのか
当初の目標は全部クリアすることができました。

そうなると、働くことは生きるための手段だったはずが
自然と目的へ変わっていきました。
しなくてはいけないことは必ずしないといけない
その考え方だけがポツンと取り残されました。

そもそも、
しなくてはいけないこと=誰が決めたの?世の中?同僚?
しないといけない=しないと居づらくなる、評価が落ちる

しなくてはいけないことをきちんとできる
それは私にとってはずっと当たり前の処世術ですが、
そんな私のところには、それができない(というよりやらない)人の
分まで仕事が集まってきました。

働いていたのは、業界大手の企業。
20代で他の企業では得られないほどの高給を得られていた実感もあり
特にやりたいことや飛び込みたいことがないなら、
なんとかその状況にしがみついてお金を稼いでいるのが
最善策だと考えていました。

続きは、また次回に。
ここまで読んでくださった方がいたら嬉しいです。

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