うつ体験記① 入社して5年目に突然…

こんにちは、ぽちといいます。
うつ病をきっかけに、6年目で会社を退職し半年が経ちました。

このブログを始めた時からまとめたいとは思いつつも、
なかなか体調と気持ちの整理がつかず、
後回しにしていたのですが、そろそろまとめていきたいと思います。

仕事のこと

入社したのは、資本金数十億円の上場企業。
でしたが、社内では王道ではない部署に配属され、3年半勤務しました。
SPIなどの性格診断でいつも言われていた
真面目でミスに人一倍気を付けているという性格のためか、
毎日数100万～数億円の取扱を行う部署に配属されました。

業務に必要とされるとある国家資格があり、
自分自身はあまり興味はありませんでしたが、
負けず嫌いな性格とスキルアップのためならという気持ちで
丸2年、業務以外の時間も勉強に費やし取得しました。
はたから見ると、完全に仕事大好き人間ですよね…

ミスが許されない責任の重い仕事はやりがいもあるものの
曖昧を許す、グレーを認めるといった考え方は
どんどん私の中から消えていきました。

ただ、周囲の先輩方に恵まれていて
良くしてくださる方に囲まれてお仕事できていたのは
いい思い出になっています。

異動したこと

業務をある程度ひとりで回せる感覚が出てきて、
後輩教育もできるようになったころ、仕事にマンネリ化を感じていた私は
異動希望を提出しました。
興味関心があちこちに移りやすい私にとっては、
専門性の高い業務に飽きてきてしまっており、
もう少し広い視野で仕事をしたいと感じました。

ですが。。またもや、王道どころか私の希望と真逆の部署に
異動されることになり。。
以前の業務知識を活かせない部署、かつ私の好きな要素がない部署でした。
でも、社会人だしそうワガママも言ってられないな、
これもまた新たな勉強になるんだ！と自分に無理やり言い聞かせて
業務に励んでいました。

しかしながら、以前の部署とは全く違う雰囲気。
パワハラ上等のワンマン上司が悪の根源と化している
最悪な雰囲気が漂う部署でした。
上司の仕事はフォローなしで部下に丸投げ。
何かトラブったら部下を責める。
意見に逆らえば、島流し的な異動。（実例もあった）
重箱の隅をつつくような指摘や、ダメ出しのオンパレードに
私は何事も波風を立てずに従順で受け身になっていきました。
（日本の社会人はみんなそう…？）
周りの同僚も同じで、面倒ごとは引き受けたくないからか
指示待ち、事なかれ主義な人ばかりで
自分が人間として応援やリスペクトできる人は
1人もいませんでした。
なので、もちろん私のこんな負の感情を相談できる同僚もおらず、
コロナ渦であることもあいまって、
一人で抱え込む日々が続きました…

自分の変化

その頃から、ここから逃げ出したい気持ちが高まり
転職を考えだしました。
上手くストレス発散をする手立ても分からず、
残業後帰宅してへとへとになって酒量が増えたり、
夜のドカ食いをしたり。
疲れ切った身体を全く癒せることなく
引きずったまま会社に向かっていました。

休みの日も仕事用携帯を気にする必要があり、
頭の中が休まらず、明日はあれしなきゃ。今日ちゃんとあれしたっけ。
とぐるぐる頭の中でずっと考え続けていました。

大好きだった自炊が面倒になり、
インスタントが増えたり。

テレビや動画を見てもわずらわしくて、
うるさいだけにしか感じられなくなったり。

純粋にこれまで好きだなぁ。楽しいなぁ。と思っていたものが
ちょっとめんどくさいな…　うるさいなぁ…　に変わり。
謎の義務感ですべてをやらされている状況に変わっていきました。
仕事も、趣味も、人付きあいも。
全部がめんどくさい。
愚痴っぽくて、ネガティブ発言しかできなかったり。

大人ならこのくらいみんなこなしてることだし。
人に話したって仕方ないし。
辛抱が足りないだけだと言われるだろうし。
仕事を辞めてどうやって生きていけるのか、他に手立てもないし。
先に転職先だけ見つけなきゃ。
でも今よりよくなる保証もないしなぁ。
とりあえず現状維持か。。

自分の知っている狭い視野でだけ見える大人の常識によって
自分の本音に蓋をし続けた結果、
少しずつおかしくなりはじめていた自分の不調に
全く気づけなくなっていきました。

続きは、また次回。
ここまで読んでくださった方がいたら嬉しいです。