浄光寺

浄光寺で若院が開催している勉強会の様子と講義資料をこちらにアップしていきます。

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最近の記事

正信偈に聞く(37) 最後の総括 お聴聞しましょう

正信偈に聞く(37)  選択ということこれまで3年半続けてきた正信偈の勉強会ですが、これで最後です。 親鸞聖人が正信偈を総括されるとき、お聴聞しましょうね、と締めくくっておられると受け止めています。 浄土真宗の要はお聴聞、法話ほ聞くこと、阿弥陀さまのお心を知ること、これに尽きます。 この勉強会はこれで終わりになりますが、これからもご一緒に、仏法に触れ、お聴聞を重ねていきたいと思います。 1点、訂正があります。 53分24秒ごろから 「兵庫とか岡山の青年僧侶の会、備龍会とい

    • 正信偈に聞く(36) 源空聖人② 信心が要

      親鸞聖人のお師匠、法然聖人(源空聖人)の2回目。 いよいよ、次回の総括を残すのみとなり、七高僧については今回が最後となりました。 最後の結論には大切なことが書かれているもので、正信偈でも、救いが決まるその境目が信心であるという、とてもとても大切なところが明かされています。生き方を問わず、臨終の姿を問わず、信心が定まったところに救いが定まるというのが浄土真宗であり、阿弥陀さまのお救い、お念仏のお救いです。 勉強会の資料です。A3版とA4版がありますが、どちらも内容は同じです

      • 正信偈に聞く(35) 源空聖人① 選択ということ

        いよいよ七高僧の最後のお方、親鸞聖人のお師匠法然聖人の章に入りました。 法然聖人はやっぱりものすごいお方で、一言でご本願の鋭さ、深さを言い表されます。それが「選択(せんじゃく)」という言葉。ここに、阿弥陀さまのお慈悲の大きく深いお心が顕われています。 浄土真宗の要とも言える大切なお心を、今回と次回、法然聖人の章からうかがいます。 2点補足(訂正)があります。 ①20分00秒ごろから 法然聖人は全てのお経(一切経)を3回読まれた。とお話ししていますが、正しくは5回でした。

        • 正信偈に聞く(34) 源信和尚② 闇を破る声

          親鸞聖人は正信偈で、源信和尚が書かれた『往生要集』からほぼそっくりそのままのお言葉を引用されています。それが今回の部分。 浄土真宗をぐっと凝縮したような世界観が、ここの部分から窺えます。私が大好きなお言葉で、ご法話でもよくさせてもらっているお話。光とは何か、その光はどのようにして見る(知る)のか、そんなお話です。 訂正と補足です。 ①24分30秒あたりから、「中国語っていうのは英語みたいに主語、動詞、述語という順番になってる」と言っていますが、正しくは「主語、動詞、目的語

        正信偈に聞く(37) 最後の総括 お聴聞しましょう

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        記事

          正信偈に聞く(33) 源信和尚① ご生涯と逸話

          日本だけにとどまらず、中国仏教界にも影響を与えた源信和尚。 私たちがイメージするお浄土や地獄の様子は源信和尚による影響が大きく、その影響は計り知れません。そんな源信和尚にはたくさんの逸話があり、その逸話がとても趣深く有難いものがたくさんあります。 今回はそんな源信和尚のご生涯と、その逸話についてのお話です。 勉強会の資料です。A3版とA4版がありますが、どちらも内容は同じです。使いやすい方をご活用ください。

          正信偈に聞く(33) 源信和尚① ご生涯と逸話

          正信偈に聞く(32) 善導大師⑤ 観経の内容②

          前回に引き続き、仏説観無量寿経(観経)の内容についてです。 観経に出てくる様々な生き方をした人々とその往生のすがた。これをどう見るかというところに、善導大師のすさまじく鋭い洞察があります。この観経に説かれたお釈迦さまの真意をたったお一人、善導大師だけが気づかれました。 それを正信偈では「善導独明仏正意」と仰るのですが、その大事な部分をお話ししています。 今回も訂正があります。 ①10分10秒ごろ 「愛する父を殺され」と言っていますが、正しくは「父」ではなく「主人」です。

          正信偈に聞く(32) 善導大師⑤ 観経の内容②

          正信偈に聞く(31) 善導大師④ 観経の内容① 


          いよいよ、仏説観無量寿経の内容に入ります。 観経(仏説観無量寿経)の中でお立ち姿の阿弥陀さまのお姿が説かれているのですが、そこにはお慈悲の大きさが表れています。しかし、これは善導大師の視点がなければおよそわからない、非常に細やかな洞察、読み解きによるものです。 浄土真宗のご本尊の阿弥陀さまがお立ち姿(立像)であるのはここを大切にしているからなのですが、そんなお慈悲の姿を味わいます。 訂正があります。 2分15秒ごろ 親鸞展を企画担当された上杉智英先生のお名前を上杉「チエイ

          正信偈に聞く(31) 善導大師④ 観経の内容① 


          正信偈に聞く(30) 善導大師③ 二河白道

          前回、『仏説観無量寿経』のお話をすると言っていましたが、勉強会の日がお彼岸だったので先に二河白道のお話をすることにしました。 僕なりの二河白道の味わいですので、あしからず。 勉強会の資料です。A3版とA4版がありますが、どちらも内容は同じです。 今回は二河白道図のみの資料です。図ですので、A3版をオススメします。

          正信偈に聞く(30) 善導大師③ 二河白道

          正信偈に聞く(29) 善導大師② 王舎城の悲劇

          今回は『仏説観無量寿経』に説かれた「王舎城の悲劇」という物語を善導大師のご解説に従ってご紹介。 大国の妃であった韋提希(いだいけ)は、王である主人を息子である阿闍世(あじゃせ)に殺害され、自分も牢獄に幽閉されてしまいます。 被害者遺族でもあり、加害者遺族でもあり、そして被害者でもある韋提希。 最も苦しみ、最も悲しんだ韋提希にお釈迦さまが説かれたお説法とは一体どんなものだったのか。 そのお説法は来月に先送りして、まずは王舎城の悲劇の全容をご紹介しています。 勉強会の資料

          正信偈に聞く(29) 善導大師② 王舎城の悲劇

          正信偈に聞く(28) 善導大師①

          今回から善導大師の章です。 親鸞聖人のお師匠、法然聖人はただ一人善導大師をお敬いする、と仰るほどで、善導大師は七高僧の中でも曇鸞大師と並んで非常に大切なお方です。 今回は善導大師について、十分には語りきれませんがその概要をお話ししています。 補足が2点あります。 ①2分10秒ごろから、親鸞聖人のお生まれになった日についてお話ししています。旧暦でのお誕生日が曖昧でしたが、4月1日で合ってました。 親鸞聖人のお誕生日は1173年の旧暦では4月1日、新暦では5月21日です。

          正信偈に聞く(28) 善導大師①

          正信偈に聞く(27) 道綽禅師②

          道綽禅師の第2回です。 信心ってなんなのか、この正信偈で何度もお話ししているところですが、今回もその信心のお話です。 とっても大切な信心のお話。というか、信心を明らかにするために親鸞聖人が書いてくださったのが「正信偈(正信念仏偈)」です! その信心について、そして私たちの心の持ち方について質問もいただきました。そちらもぜひご視聴ください。 本編で訂正があります。 18分20秒頃から 「まざりっけが無いから迷うんだよ」と言っていますが全く逆のことを言っています。正しくは「

          正信偈に聞く(27) 道綽禅師②

          正信偈に聞く(26) 道綽禅師①

          今回から、中国の道綽禅師の章に入ります。 動乱の世を生き、大きな仏教弾圧を受けながらも、曇鸞大師のお弟子となり、お念仏に生きられた道綽禅師。 そのご生涯をうかがいながら、時代と私たちの度量を根拠になぜお念仏の道を生きねばならないかを明かしてくださった道綽禅師のご遺徳を偲びます。 混沌とした時代を生き、大きな仏教弾圧を受けられた親鸞聖人は、ご自身のご生涯と道綽禅師のそれとを重ねておられたんじゃないかなーと、そんなことを想像しています。 ※今回も、ストーブの音が入っており聞

          正信偈に聞く(26) 道綽禅師①

          正信偈に聞く(25) 曇鸞大師③ 

          今回は曇鸞大師の章最後です。 浄土真宗において本当に大切なお方、曇鸞大師。曇鸞大師がおられなければ、お念仏の他力が明かされることはなかったかもしれない。それほどのお方です。 正信偈のお言葉を読みながら、前回に引き続き他力ということを改めて窺っています。 ※15分30秒ごろからストーブを入れています。ちょっと雑音が気になるかもしれませんがご容赦ください。 勉強会の資料です。A3版とA4版がありますが、どちらも内容は同じです。使いやすい方をご活用ください。

          正信偈に聞く(25) 曇鸞大師③ 

          正信偈に聞く(24) 曇鸞大師②

          浄土真宗を一言で表すなら、それは「他力回向」の教えです。 その他力回向とは何か、これをズバッと明かしてくださったのが曇鸞大師。 今回は肝心要の大切な回です。 これまで見てきた龍樹菩薩の回、天親菩薩の回が一つにつながるはずです。ご一緒に、お念仏のお心を聞かせてもらいましょう。 今回も言い間違いがあります。こちらで補足させていただきます。 40分50秒頃から 「親鸞聖人が曇鸞大師の『浄土論』を読んで、、、」と言っていますが、正しくは「曇鸞大師の『浄土論註(じょうどろんちゅう

          正信偈に聞く(24) 曇鸞大師②

          正信偈に聞く(23) 曇鸞大師① 

          今回から、七高僧の3番目、中国の曇鸞大師(どんらんだいし)の章に入ります。 親鸞聖人が非常に大切に思っておられ、お名前を親鸞と変えられる際に「鸞」の一字をいただかれるぐらいに尊敬しておられた曇鸞大師。その曇鸞大師のお人柄、曇鸞大師がお念仏と出遇われる様子をあらわしてくださっている部分です。 今回のお話の中で、「仙術(せんじゅつ)」という言葉をたくさん使っています。曇鸞大師は中国の陶弘景(とうこうけい)という名の仙人が持つ仙術(仙人の術、秘法)を求められた時期があったので、そ

          正信偈に聞く(23) 曇鸞大師① 

          正信偈に聞く(22) 天親菩薩④ 


          天親菩薩の章、4回目です。 前回はお念仏のご利益についてでしたが、今回もお念仏のご利益についてです。 前回は今ここでいただくご利益でしたが、今回はいのち終えたときにいただくご利益。仏さまとは何か、悟りとは何か、というお話もしています。 大乗仏教がどういう世界観を持ち、どういうふうに仏さまを仰いできたか。 そして、私たち人間をどういうふうに見て来たか、そんな世界に思いを馳せてもらえれば嬉しいです。 勉強会の資料です。A3版とA4版がありますが、どちらも内容は同じです。使い

          正信偈に聞く(22) 天親菩薩④