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病みやすいあなたへ。

突然、何もかもに疲れちゃう時ってありませんか?

全部投げ出して、誰も知ってる人のいない所へ行きたくなっちゃう時ってありませんか?

誰にも言えない悩みに押し潰されそうになる時がありませんか?

寂しくてどうしようもない夜がありませんか?

リセットボタンを押して、幸せだった頃に戻りたくなる時がありませんか?

何も考えずにずっと眠っていたくなる時がありませんか?


僕はあります。

1、はじめに

ストレスの多いこの社会に生きていたら、病んじゃう時ってありますよね。

「何で自分ばっかりこんな目に合うんだろう」とか「どうしてもっと上手に生きられないんだろう」とか。

そんな自分を否定して嫌いになってしまったり、自分を責めて苦しくなってしまったり・・・

僕も病みやすい性格をしているので、病んでしまう人の気持ちが痛いほどよく分かります。

どうすれば、もっと生きやすくなるのか。

今回は、病みやすい人が少しでも生きやすくなる為の文章を書きました。

この文章があなたの心の支えになることを祈っています。

2、病むことは悪いことじゃない

そもそも、病むことは悪いことではないです。

僕はこれまで心が病んでしまった人の相談に乗る機会が多くありましたが、その人たちは、優しくて真面目で責任感が強い人たちばかりでした。

こんなに良い人が病んでしまうのなら、間違っているのはこの社会の方だと思うことが何度もありました。

病んでしまうのは、あなたが他の誰かよりも劣っているからではないです。優しすぎたり、真面目すぎたり、物事を深く考えすぎたり、我慢しすぎたり、ただそれだけのことなのです。

今は苦しいかもしれません。

でも、苦しい時を乗り越えればあなたは誰よりも優しい人間になれます。
人の痛みに寄り添って、苦しんでいる人を助けられる人間になれます。

僕はそれが、人として一番大切なことだと思っています。

悩んでいるあなたは、人生ときちんと向き合おうとしているのでしょう。
自分を変えたいと頑張っているのでしょう。

僕があなたに寄り添います。

3、病みやすい人に意識して欲しい10のこと

病みやすい人には、次の10のことを意識してみて欲しいです。

1、完璧主義を辞める
2、自分で選択する
3、自己評価で生きる
4、好きなものを大切にする
5、いい子を辞める
6、人に頼る
7、自己表現をする
8、自分の居場所を作る
9、人に期待しすぎない
10、全てを許す

1、完璧主義を辞める

病みやすい人は、理想が高く、自分に厳しい。

自分の中で「こうあるべき」「こうじゃないといけない」と決めつけて、それが出来ない自分は何てダメなやつなんだろうと落ち込んでしまうのです。

100点を取らないといけない、可愛くならないといけない、求められた以上に結果を出さないといけない、誰にも迷惑をかけてはいけない、、、

自分で自分を追い込んでしまうのです。

もちろん、完璧を求めるのは良いことです。
より良い自分であろうと努力するのは素晴らしいことです。

でも、完璧主義になると、決して現状に満足出来なくなってしまいます。

終わった後になっても、もっと出来たんじゃないか、ああすれば良かったなどと考え続けます。
出来なかったことばかりに気を取られて、自分が出来たことに目を向けようとしないのです。

それでは、病んでしまうのも当然です。

一番の味方である筈の自分が自分を責めてばかりいるのですから。
一番の理解者である筈の自分が、良いところを見ようとせず、悪いところばかり指摘してくるのですから。

まずは、自分を褒めてあげましょう。

60点だったなら、残りの40点取れなかったことを反省する前に、60点取れた自分を褒めてあげるのです。
出来ないことではなく、出来たことに目を向けましょう。

そして、自分を認めてあげましょう。

完璧主義の人は、本当の自分に自信がなく、今の自分を認めるのが怖いのだと思います。
何もない自分を認めるのが怖いから、自分の実力以上のものを求めてしまうのです。

でも、そんなことばかりしていたら、今の自分を否定することになって苦しくなってしまうでしょう。

もっと肩の力を抜いて下さい。

あなたには、良いところがたくさんあります。

常に全力じゃなくたっていいんです。
出来ないことがあったっていいんです。
完璧じゃなくたっていいんです。

大切なのは、今あなたが出来る最善を尽くすということです。

2、自分で選択をする

病みやすい人は、自分で決断が出来ず、後悔ばかりしている。

人生は、選択の連続です。
選択が人生を作っていると言っても過言ではありません。

何時に起きるのか。
朝ごはんを食べるのか食べないのか。
どんな服を着るのか。
誰と合うのか。
どの大学に行くのか。
どんな仕事をするのか。
誰と付き合うのか。
誰と結婚するのか。

常に正しい選択をするのは不可能です。

正しいと思っていた選択が間違っていることも、間違ってしまったと思った選択が実は正しかったなんてことも、いくらでもあります。

一番大切なことは、自分が後悔しない選択をすることです。

後悔しない選択をする為には、自分で決断し、その選択に自分で責任を取らなければいけません。

「あの人に言われたから」「みんながそうしているから」
そんな理由で選択してしまうと、あとで必ず後悔します。

これで失敗しても仕方がないと思えるまで、しっかりと考えて結論を出すのです。

10年後20年後に後悔しないように、今、勇気を持って選択して欲しいのです。

3、自己評価で生きる

病みやすい人は、自分を好きになれず、いつも他人の目ばかりを気にしている。

自分で自分を認めてあげることが出来ないから、他人からの評価に振り回されてばかりいるのです。
誰かに認めてもらわないと不安で仕方がないから、誰かに求められる自分を演じることになります。

「これをしたらどう思われるだろう」「今は何をすることが求められているのだろう」
そんなことばかり考えていると、本当の自分が分からなくなります。

人にどう思われようと、あなたはあなたが正しいと思う道を進むべきです。
人に認められる為ではなく、自分が本当に満足出来る道を選ぶべきです。

無理して「他の誰か」になろうとしなくていいんです。
あなたはあなたのままで十分素敵です。

自分の価値観を信じて、ありのままのあなたで生きて下さい。

4、好きなものを大切にする

病みやすい人は、自分の好きなものに時間を使うことに負い目を感じ、楽しむことを遠慮している。

日本人は特に、勤勉で働き者が多いですよね。

もちろん生きていく為には働かないといけないし、働き者のおかげで日本の社会はここまで発展してきました。

でも、僕たちは働く為に生きているんじゃなくて、生きる為に働いているのです。

好きな人と好きなことを思う存分楽しむ為に働いているのです。

僕たちはもっと人生を楽しめる筈です。

オタクを見習いましょう。

オタクは本当にカッコいいと思います。
自分の好きなものに真剣で、自分の好きなものに誇りを持っていて、自分の好きなものをいつも追いかけています。

誰に何と言われようと、好きなものは好きでい続けた方が絶対に幸せです。

日常を好きなもので満たして生きましょう。

遠慮してはいけません。

人生は楽しむ為にあるのです。

5、いい子を辞める

病みやすい人は、嫌われるのが怖くて、いつもいい子でいようとする。

いい子は、嫌いな人にまで好かれようとするし、誰にでも優しくしようとします。

もちろん、優しいことはいいことですが、優しさは周りから利用されます。

いい子であろうと頑張っているうちに、誰かにとっての「都合の」いい子になっているのです。

「あなたは優しいから」「あなたならやってくれるよね」
なんて言われて、何でも頼まれるようになります。

いい子であろうとするあなたは、断ることが出来ません。

要求はどんどんエスカレートしていきます。

ついに要求に答えられなくなったあなたは、そこでようやく断ります。

すると相手は、「何だ使えないな」と言って今までのことを感謝するどころか、怒り始めます。

ボロボロになったいい子は、それでも自分を責めようとします。

「期待に応えられなかった自分が悪いんだ」

これが「いい子の悲劇」です。

よく考えてみて下さい。

あなたは誰かの為に生きている訳ではありません。

あなたの人生はあなたのものです。

嫌われたっていいのです。
わがままに生きたっていいのです。

自分をもっと大切にしてあげて下さい。

6、人に頼る

病みやすい人は、人に助けを求めることが出来なくて、全部自分一人で背負おうとする。

「迷惑かけないかな」「嫌われないかな」「断られないかな」などと考えて、人にお願いが出来ないのです。

優等生ほど、人に頼ることが苦手です。

でも、人に頼ることで人間関係が良くなることはとても多いのです。
それは、誰にでも人の役に立ちたいという気持ちがあるからです。

案外、人に頼られるのって嬉しいんですよ。

頼ってばかりは良くないですから、自分が出来ることは相手にも積極的にやってあげましょう。

人には、それぞれ得意なことと苦手なことがあります。

苦手なことは人に助けてもらいながらやればいいし、その分得意なことで人を助けてあげればいいのです。

社会はそうやって成り立っています。

あなたひとりで頑張りすぎないで。

7、自己表現をする

病みやすい人は、周りの空気を読んで、我慢ばかりしている。

本当の自分の気持ちを心の奥底に追いやって、周りに合わせようと必死になっているのです。

でも、その時の感情は消えてくれないから、胸の中はずっとモヤモヤすることになります。

感情は出した方が絶対に好かれます。
感情を出さない人は何を考えているか分からず、信頼されないからです。

泣きたい時には泣けばいいし、
怒りたい時には怒ればいいし、
嬉しい時には思いっきり喜べばいいし、
甘えたい時には甘えればいいのです。

溜まった感情は、吐き出さないと体に悪いです。

信用出来る人に話してもいいし、インターネットに書き込んでもいいし、自分だけのノートに書いてもいいです。

爆発する前に、感情を手放しましょう。

8、自分の居場所を作る

病みやすい人は、ありのままの自分で生きられる場所がないから、いつも不安である。

誰といても、気を使っている。
何処にいても、本音で話せない。
自分の居場所がないって、辛いですよね。

自分の居心地の良い場所を作る為には、ありのままの自分で生きるということが一番大切だと思います。

自分の好きなものを本気で楽しんで、その中にある出会いを大切にすれば、自然と居場所が出来てきます。

「人にどう思われるか」じゃなくて「自分がどうしたいか」
「何が求められているか」じゃなくて「自分がどうなりたいか」を考えながら行動していれば、本当に気の合う人に出会えます。

嫌われないように頑張っても好かれるわけではないし、ありのままのあなたを受け入れてくれる人を大切にすればいいのです。

一つの居場所に依存していると、そこでの人間関係が上手くいかなくなった時にどうしようもなくなるので、自分の居場所が3つくらいは持てるといいですね。

9、人に期待しすぎない

病みやすい人は、勝手に期待して、勝手に傷ついている。

「相手にこうなって欲しい」「こういう所を直して欲しい」と思う場面は、たくさんありますよね。

でも、どれだけ望んでも、どれだけ努力しても、他人を変えることは出来ません。

あなたが誰かの期待に答える義務がないのと同じように、相手もあなたの期待に答える義務はないのです。

他者への期待は、相手を自分の思い通りに動かそうとすることへと繋がります。

でも、人が変わるのは、自分の意思で変わりたいと思えたときだけです。

あなたが無理に変えようとすればするほど、その人はあなたに隠れてあなたの望む真逆の行動をとる筈です。
それでも変えようとすれば、その人はきっとあなたから離れていってしまいます。

あなたに出来ることは、相手を無理に変えようとするのではなく、相手が変わりたいと思うきっかけを作ることです。

例えば、恋人に異性との絡みを減らして欲しい時に、「異性ともう関わらないで」と言っても無駄です。

あなたに出来ることは「あなたが異性と関わっていることでこんなに寂しい思いをしているんだよ」と伝えることだけです。

例えば、勉強せずに遊んでばかりいる子供に、「もっと勉強しなさい」と言っても無駄です。

あなたに出来ることは「勉強することでこんなメリットがあるんだよ。勉強することはこんなに面白いんだよ」と伝えることだけです。

後は、相手が変わるかどうかを自分で決めるのです。

相手の行動を自分がコントロール出来るなどと思い上がってはいけません。

相手に変わるきっかけを与えて、ひたすら待つしかないのです。

10、全てを許す

病みやすい人は、悪いことばかりに目を向け、どうしてこうなんだろうといつも嘆いている。

そして、自分の不幸を何かのせいにしようとするのです。

自分が嫌われているのはコンプレックスのせいだとか、自分が不幸なのは生まれてきた環境のせいだとか。

確かに、そうなのかもしれません。

でも、いつまでもそんなことを言っていたって仕方がないのです。

何があったって、あなたが不幸でいないといけない理由にはなりません。

あなたは、自分の手で幸せを掴めます。

幸せそうに生きている人が羨ましく感じることがあるかもしれませんが、誰にだって他人に言えない悩みがあります。
人には見せない苦しみがあります。

人それぞれ、持って生まれたものは違います。

あなたの苦しみを知らない誰かは、あなたのことを羨ましいなあと思っているかもしれません。

今回の人生は「あなた」として生まれました。

せっかく生まれてきたのだから、あなただけの幸せの形を見つけて欲しいのです。

どういう人間に生まれてくるかは選べなかったかもしれませんが、
どういう人間になりたいかは選べます。

人は変われます。何歳からでも。

4、病んでいる人への接し方

周りに病んでいる人がいて、どう接すればいいのか分からず困っている人に向けて書きます。

病んでいる人は、何も話したくないように見えるかもしれませんが、自分の中の気持ちを誰かに吐き出したいと思っています。

どうせ理解してもらえないと思ったり、迷惑をかけたくないという気持ちから言葉を飲み込んでしまいますが、自分を受け入れてくれる理解者を本気で求めています。

病んでいる時は、誰かがそばにいてくれるだけで本当に救われます。

気の利いた言葉なんてかけてもらえなくても、悩みを解決してもらえなくても、自分のことを気にかけてくれる人がいる。
それだけで、嬉しいものなのです。

あなたが微笑みかけてあげるだけで、
あなたが話を聞いてあげるだけで、
あなたが隣にいてあげるだけで、
その人は救われるのです。

否定やアドバイスをするのではなく、まずは辛抱強く耳を傾けてあげて下さい。

生きているだけで偉いよって、存在を受け入れてあげて下さい。

5、終わりに

ここまで読んでくれて、本当にありがとうございます。

生きていれば、辛いことがたくさんあります。

誰だって、間違いだらけの人生だし、後悔ばかりの人生です。

完璧に生きることも、美しく生きることも出来ません。

でも、幸せになることは諦めないで欲しいです。

後悔を無くすためには、過去を許せるだけの「今」を作るしかないのだと思います。

全部これで良かったんだって思えるだけの「何か」を掴むしかないのだと思います。

時には諦めたっていいし、投げ出したっていいし、逃げ出したっていいです。

苦しんだ分だけ、幸せになって下さい。

『あなたを理解してくれる人は必ずいます。あなたの居場所は必ずあります』

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では、また次の記事でお会いしましょう。


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