その７。悪魔のボーダーに飼い慣らされた悲しいポンコツの物語。

カノジョ（ボーダーたち）は煽る天才スペシャリストなんだよ。ほんとすごいよ。
「謝れよ！！！」と怒鳴ってきたらもう謝ってもだめ。　む

「ごめん」と言っても「だめ、許さない」と言ってくる。うーん。
なのにポンコツだから「謝れよ！」「うん、じゃ、ごめん」なんて言って「じゃ！って！なにいい！！」てまたわちゃわちゃする(笑)
（この「じゃ」「じゃってなに」はいまとなっては彼とネタになってる）

DVカレシについて、

女の人に手を出すって、そーゆー人も世の中にはいるだろうけど、僕はそんなことしたことなくて。（小学生のときに女子の集団に石を投げて総スカンくらったのが最後）親兄弟、親戚、友達・・周りからもそういう話は聞いたことなかった。

でも、そんな、手を出すという概念がない人でも、煽りに煽られて、まんまとやっちまった！ってわけだ。バチン！ってビンタ食らったらほんと反動で手が出てしまったのだ。（ボールが転がってきたら当たり前に蹴り返すような、蚊が飛んでたら当たり前にはたくような、そんな感じ？）なんにせよ、これで僕もDVカレシになってしまった。

ソファの肘掛けに座ったり、カバンをテーブルに置いたり、注意すると大変なことになるのはわかってるはずなのに、つい「壊れるよ」「汚いじゃん」なんて言ってしまって、炎に油を注いでしまったんだなあ。僕が反動で手を出してしまったのは２回だったと思う。手を出されたのは・・？

「また手出すのかよ！殴ってみろよ！」なんて言われたらさすがに引くよね。もう煽りには乗らないように細心の注意を・・。手を出すとか、僕ほんとそんな人じゃないのに。彼もね。

あるあるだと思うけど包丁隠したことない？(笑)
家中の包丁ね。「死んでやる！」とか言って包丁振り回すじゃん。ほんとこわい。これ現実？ってくらくらするよ。

包丁話の次だとちと弱いけど、モノに当たる人とは将来は考えないほうがいいよ。扉・ドアをバーン！って閉めたり、強くモノを置いたり。わたし怒ってますアピールなのはわかるけど、どうして言葉で言わないんだろう。言えない？「どうしたの？」って言ってほしい、言われ待ち？
あからさまに聞こえる・・聞かせてくるため息とか、もううんざりするでしょ？

モノに当たるってか、アピールしてくる人か。言葉にして説明する気がない。それくらいわかって！って感じの人。大変だよ〜(笑)

うん、きっと「それくらい誰でもよくあるよ(笑)」って思うよね。わかるよ！でもね！限度がない！誰にでもある喜怒哀楽のひとつひとつの感情のリミッターが壊れてる。

ブチ切れ沸点がちょー低くてびっくりするよ。注意忠告はダメ、それ悪口だから。誰であってもそっこう敵認定する。カノジョらには人格否定になるだけ。だから敵になる。カノジョ以外の女の人を褒めてもダメ。年齢関係なく。

誰ならカノジョらを幸せにできるんだろうなあ。
たぶんこれまでの男のほとんどが、行きずりの、ワンナイトの関係がほとんどだと思う。
経験が１００でもそのうちの９５は・・て思っちゃうくらい。
寂しいから優しい言葉をくれる男にホイホイついて行くのか、体をさし出せば男は優しくなるからか。
その中で僕が、田舎モンの鴨がネギ背負って出会っちゃったわけだ。経験不足の純朴な鴨だよ〜。

かも

赤ちゃんとか犬や猫なら、無条件に、見返りがなくても愛せるけどね。大人の人間同士だとやっぱり「ありがとう・ごめんなさい」は言ってほしいと思ってしまう。てか「いただきます・ごちそうさま」も言わない人だった。もちろん「ありがとう・ごめんなさい」もまず言わない。あいさつ全般言わない人だった。心が狭くてもいいけど、それは無理だった！懲りずに注意しちゃったもん。「私の家ではそいういうの言わなかった」とか言ってたけど「じゃあしょうがないね」とはならない。大人だもん。僕カレシだもん。「ちょっとずつ言ってこ？」って言ったけど「いただきます」がもうイヤイヤのテンション低めのため息まじりな言い方でほんと残念だよね。
でも料理はおいしかったよ。僕が付き合う人なぜかみんな料理うまいの。なんでだろ？今もだよ。

僕はもうすっかり「こういうのが好きなんでしょ？」っていう上目遣いも、「ほら、どうせ見るんでしょ？」って言う谷間を見せつけてくる仕草も、もう、そーゆーのいいや、ってなった。ほんとに。なんならもう生理になってくれた方がヤらなくて済むって思うぐらい！？どうしてくれるんだよう！悲。

電車の中で立って話してるとするじゃん。するとね、目線が合わないんだよね。どこ見てr？って思ったら、僕を見ないで、窓に映った自分を見ながら話してるんだよね。
ああ、自分は可愛いと思って・・うん。

そんなある日、X子は理由をつけて実家に行ってしまった。てか出て行った。

ヘトヘトになる原因そのもので、居なくなってせいせいするはずなのに、僕はなぜかすごく不安になってしまった。

矛盾・・・