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速く走りたいので、スピードに極振りしました(5)

ボスの倒し方

「ボスはどこ?」私は見渡したがどこにも見当たらなかった。
「あれじゃない?」ココミが指さした方を見ると、大きな氷のボールがあった。
「普通の氷に見えるけど…」途端に矢のようにとがった氷の固まりが飛んで来た。
「わ!」と私たちは間一髪でよけた。
まあココミだけだけど。
「本当にあれだ!」と私は焦りと驚きがごちゃ混ぜになった感じだった。
すると、『キー』と鳴き声が聞こえてきた。
それから大きな地響きが起き始めた。
「なになに!?」ココミはよろよろと周りを見ていた。
急に氷のボールが壊れて、その中からゴリラのよな氷で作られているゴーレムが出てきた。
「でか!」身長は高さ五メートル、横幅二・六メートル盾は一・三メートルほどだ。
そのゴリラの攻撃は、氷を雪のように形を変えて、投げることもでき、それを操ることもできる。
「これどうやって倒すのー!わー!」私は猛スピードで駆け回りながら叫びまくった。
「だからこんなところには来ない方がいいて言ったでしょう!」とココミが私に叫んできた。
「そんなこと聞いて無いー!」私は手をぶんぶん振りながら叫び返した。
すると、上から氷が降ってきた。「キャー!」
私はジャンプすると、ギリギリよけれたが、ガブリと氷のゴリラにかぶりついてしまった。
「グアー!」と、ゴリラが叫んだ。
「モグモグ…、ゴクン。おいしー。まるでアイスクリームみたいなかき氷みたいな味ー!」
と私は夢中になって食べていた。
「ギャー!」と叫び、ゴリラは倒れた。
「えー。もっと食べたかったのになー。」と私はがっかりしていた。
そこへ、ココミが駆けつけてきた。「大丈夫だった?」
「うん。でももっと食べたかったな~」とがっかりしている私を見て、彼女は引いた。
「ゴリラを食べたいと思う人はこのゲームの中でササミだけだと思うよ...」
まあそうかもね。私は納得するしかなかった。
「でも結局あっさりと終わったね。まあこんな方法は考えられてなかっただろうけど。」
「なんだろうあれ?」とココミが指をさしたところを見てみると、一つのチェストが置いてあった。
そのチェストの前に行った。
開けてみる?と私はココミと目を合わせた。
すると、向こうもわかったかのように開けてみようと返事をくれた。
開けると、二百枚の金貨に氷のようにみう水色のアーマーがあった。
それから話し合い、私がアーマーをもらって、ココミが200枚の金貨をもらうことになった。
「それじゃあ今度は誰かチームメンバーを探しに行く?」と聞くと、「その前にコナミさんと話をしに行って、それから探しに行こうよ。」と提案した。
「オッケー。それじゃあレッツゴー!」と私たちは洞窟の入り口に入っていった。
「クモとカメのこと忘れてたー!」ドスンと私はカメですべった。

続くよー!

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