クソ物件なんて存在しない
『クソ物件に気をつけろ』
twitterの不動産クラスタだと普通に飛び交っているこの言葉。
でも、ぼくは世の中にクソ物件は存在しないと思ってる。
確かに利回り4%の都心新築ワンルームをフルローンで購入しても儲からない。
でも、それはサラリーマン投資家の発想。
世の中には銀行の預金残高を何年もチェックしないほど裕福な人はたくさんいる。
特に大都会東京にはわんさかいる。
六本木や恵比寿にある高級ホテルのカフェに平日の昼間に行ってみると良くわかる。
そこには昼間からスパークリングワイン片手に談笑している人たちがひしめき合っている。
そんな自分がいくら現金を所有しているかもわからないくらいのお金持ちにとって見れば、利回り4%の都心新築ワンルームマンションは良い投資だ。
銀行にお金を預けていても0.01%しか金利が入ってこない。
利回り4%ということは、預金の400倍のリターンだ。
現金ニコニコで新築ワンルームを購入すれば失敗することも少ないだろう。
何がいいたいかというと、買い手の立場によって、物件の良し悪しは変わるということ。
ぼくみたいに何の資産もない人間が不動産で飯を食べていきたいのであれば、フルローンでもキャッシュフローが出る高利回りな物件を選ぶしかない。
退去の度に借金返済に怯えたり、共用ゴミ箱にダンベルを捨てるような非常識な入居者に悩まされるとしても。
でも、お金持ちの中には、『借金背負ったり、わけのわからない低属性の入居者に悩まされるなんて絶対イヤ。例え利回りが低くても、手間のかからない都心新築ワンルームの方が好き』という人も少なくないのだ。
彼らにとっては都心新築ワンルームはクソ物件でもなんでもなく、『定期預金よりも有利な』投資商品の一つでしかない。
ぼくだってお金持ちだったら高利回りなボロアパートなんか買うのやめて、ピカピカの都心新築ワンルーム買いたい。
ボロアパート持ってても女の子にモテないけど、六本木に新築マンション持ってたらモテるでしょ。
つまり、自分の資産や立場よって物件の良し悪しは変わるということ。
自分にとってどんなクソ物件でも、他人にとってはお宝物件かもしれない。
自分の見方だけに固執せず、幅広い視点を持って不動産と向き合いたい。
六本木のマンション買ってスナックのお姉さんに自慢する人生がおくれるように頑張ろっと。
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