見出し画像

横浜伊勢佐木モール編

21歳

カキ屋をやめた俺は渋谷ですこしの間やった

張り子を始める。

電話BOXに貼ってあるピンクチラシに電話して

仕事ありますか?

張り子やりたいです。

するとパチンコ屋の前だったか

待ち合わせになり

若い幾つも歳の変わらぬ男が来た。

俺はみんなにお兄ちゃんと呼ばれてる

よろしくな!

と車に乗り込み俺は助手席に座る

1日、仕事見せるから明日からお前もやるんだぞ

伊勢佐木、関内、日の出町、黄金町。

ぐるりと周り電話BOXにピンクチラシを張る

昼から夕方過ぎまでで出面1万円。

お兄ちゃんも優しかった

おじさん、おばさんもいる

2人とも優しかった。

仕事は簡単

まず1日目は俺はシキテン

テンキリ

つまり見張りだ

お巡りが来たら知らせて逃げる

2日目からはA4の紙に

貼り付けられたピンクチラシを脇に挟み

電話BOXに入り素早く張る

お兄ちゃんがテンキリだ。

何も問題なく雨の日はカッパに長靴

自転車で回るときもあった。

大麻も吸えるし良好。

朝はスタバでアイスのソイラテベンティ

服も黒人の店で揃えていった。

伊勢佐木モール通りみち

中華屋の隣アジアン雑貨の前に左手どんぶりの

刺青の男

カッコいい刺青ですね!

あぁ俺も刺青入ってるんですよ!

ほら!

右腕、十字の刺青を見せると

すぐ2人で裏で大麻を吸った。

これがNとの出会いだ

同い年

隣の中華屋のババアに文句言ってやったんだよ

何で俺がトイレの下水まで抜いて

掃除しなきゃなんねんだ。

隣のババアのせいなんだよ

(よく俺が1人で鶏そばを喰う。安くて美味い。550円)

俺たちは仲良くなった!

もし面白かったらいいね♡

よろしくお願いします♪♪

励みになります故どうぞひとつ(*^^*)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?