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頂点は存在しない。あるのは頂点に向かっているか、頂点から下がっているか、のどちらか

ビジネスっていうくくりじゃなくてもいい。

自営業とか商売をしている人、小さくても会社を経営している人でもいい。

「あなたが抱えている問題は何ですか?」

っていう質問をすると、

「別に、何も困っていることはない」

というリアクションをする人が割と多い気がする。

何もないことはないでしょ、って思うし、本人としても「こうなったらいいなー」っていうのもあるんだろうけど、それを問題点として捉えることができないという人だ。

じゃあ、現状維持でいいってことかって思うけど、多分そうじゃない。

できればお金を稼げるだったらそっちの方がいいに決まってるけど、何か困っているかと言ったら別にない、という。

この場合、困っていることがぼんやりと抽象的に過ぎて何に困っているのか、わからないことが多い。

例えば、自営業でお客さんが来なくて困っているという場合、集客の問題なのか、商品・サービスの問題なのか、大まかに2つに分けることができる。

集客が問題だと思ったら、人を集めるための「何か」をする必要がある。

広告だったり、情報発信だったり、知り合いを紹介してもらったり。
何でもいいから自分から動く必要がある。

商品・サービスが問題だと思ったら、商品・サービスの質だったり、料金だったり、提供スタイルだったり。
ライバル店と比較したり、第三者から指摘してもらえると問題点が見つかりやすい。

どちらも問題だと思ったら、まずは商品・サービスから手をつける。

商品・サービスがまともじゃないと、いくら集客をしても定着しないからだ。

・・・と、こんな単純なはずなのに、現状維持の人が多い。

いや、違うか。

これまでは何とか頑張って働いていれば成り立っていた仕事でも、今は頑張るだけじゃ成り立たなくなってきた。

頑張るだけで成り立ってきたからこそ、何をどうすればいいかわからない、ってことか。

そしてその世代の人が下の世代に伝えるっていうの流れ。

「頂点というものは存在しない。あるのは頂点に向かっているか、頂点から下がっているかのどちらかだ」

っていう言葉をどっかで聞いた気がするけど、ずーっと頂点から下がっているのに、その様子をめちゃくちゃ遠くから眺めている人が多い気がする。

めちゃくちゃ遠くから眺めているからこそ、頂点から下がっていることに気づかない。

・・・って、あることをきっかけに思ったって話です。

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