こどもたちの『おもろない』という声をどう捉えるか?#1

前回、放課後児童クラブや学童施設にて、子どもたちが「おもしろくない」と発する理由について、私は以下の2つの仮説を立てさせていただきました。

(1)・日常活動について、見直しをかけない。・今までにやっている既存の活動と年間行事を踏襲したまま。など、活動や行事、環境の更新がなされず、活動がマンネリ化している。

(2)児童の同級生が放課後、自宅や公園等で自由に遊んでいて、交流できないため、疎外感を感じる。

今回は、(1)の仮説に立てるに至った経緯と改善策について、述べさせていただきたく思います。

皆さんが勤務されている児童クラブや学童施設では、おそらく、基本的な生活スケジュールやルールについて決められていることと思います。

放課後児童クラブ運営指針(今後、運営指針と表す)にも、『第3章 放課後児童クラブにおける育成支援の内容』の『1.育成支援の内容』にて以下のことが記されております。

③子ども自身が見通しを持って主体的に過ごせるようにする。

厚生労働省『放課後児童クラブ運営指針』より

また、この項目について、放課後児童クラブ運営指針解説書(今後、解説書と表す)には、以下のように解説されています。

放課後児童クラブでの過ごし方は、できるだけ簡潔でわかりやすいものとし、子どもが理解できるようにする必要があります。

厚生労働省『放課後児童クラブ運営指針 解説書』より

このように、児童クラブ及び学童に通う子どもたちが、放課後、見通しを持って過ごせるようにするためにも、基本的な生活スケジュールやルールについて定めることが必要なのですが、私が今まで様々な児童クラブや学童施設を見てきた中で感じたのは、施設で予め決められている生活スケジュールやルールについて、子どもたちはあまり納得していないのではないかな。と感じております。

かといって、基本的な生活スケジュールやルールについて定めず、毎日毎日、生活スケジュールやルールがコロコロ変わってしまうと、子どもたちが見通しを持って生活することが当然、難しくなります。

では、なぜ子どもたちが現状の生活スケジュールやルールについて、あまり納得してない様子なのでしょうか?そのことについては、また次回掲載させていただきます。

今回もご覧いただきありがとうございました。

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