Vtuber底辺論~個人Vtuber各位ニ告グ直チニ伸ビル努力ヲヤメテ欲望ノ下ニ復歸スル樣ニセヨ~
はじめに
ホントに みんなが 幸せなの?
このVtuber界隈って 伸びたいって 有名になりたいって
Youtubeの片隅で みんなが配信みてた
ワクワクしてた ねぇ、個人Vtuber諸君?
1、底辺個人Vtuberがみる!Vtuberは「なりたい自分になれない」
ハイハーイ!
さあさあ、みなさん 教えてあげまーす!
みんなが気になっていること 疑問に思ってること
ぜーんぶ 教えてあげまーす!
個人Vtuber界隈を見ない人にはわからない世界でしょうが、だいたい毎日、Twitterやらnoteやらで「伸びる方法」みたいなのが議論されてます。最近ちょうど、渋谷ハルさんのそういうnoteが話題になっていましたね。あれはあれで大作だと思うので、広まって欲しいものです。
そういう「伸びる方法」みたいなの背を向けていこうぜ!みたいなのがこの文章の趣旨です。
とりあえずまずは、懐古厨の鉄板フレーズを使いますが、2017年末からのVtuber界隈では、しばしば「なりたい自分になれる」みたいなフレーズがVtuberを表す標語として広まりました。吸血鬼にも、未来人にも、普通の人間にも、永遠に中学生にもなれる。なりたい自分になれる。確かにそうでしょう。live2Dでそういう風にイラストを準備して、あるは今ではVroidでも使って、そういう自分を設定すればいいのですから。このフレーズは、たま~~~~にVRChatとかの話をするときにも聞かれるフレーズですね。
で、本当にVtuberって「なりたい自分になれる」んですか? これがね、不思議なぐらいなれないんですよ。
VRChatみたいに友達を作ったり遊んだりお砂糖したりするなら「なりたい自分になれる」と思うんですけど、V「tuber」である以上、どこかしらで配信なり動画なりをやってかなくてはなりません。あ、ずっと「準備中」の人はココから除外です。
こうやって配信やら動画やらをやっていくと、どうしても「登録者」が気になってくるのがヒトの性。少なくない人がこれを気にしだすんですよね。特に、どうしても登録者=人気度みたいな理解があるのと、割とVtuberを始めるにはお金がかかるので、収益化ライン=登録者1000人+年間視聴時間4000時間以上、というラインを早く突破したいという意識が働くのでしょう。
で、大体伸びる方法論っていうのはいくつかパターンが決まっていて、「強みを生かす」とか「流行りのゲームをしっかりやる」とか「サムネの創り方」とか「タイトルに検索に引っ掛かりやすいワードをいれよう」とか、そういうことなんですよ。
一番わかりやすいのは、タイトル論ですね。Youtubeでは検索から流入するヒトが多いので、できるだけ検索に引っ掛かりやすいワードをいれて行きましょう!みたいなやつ。具体的に言うと、例えば…なんでもいいんですけど、ちょうど3月に発売されるので、モンハンとか例に出しましょうか。モンハン攻略動画で推奨されるタイトルは
【モンスターハンターライズ】【MHR】Vtuberがジンオウガ一式装備縛りでアマツマガツチをソロ討伐!【太刀】【大剣】
みたいなヤツじゃないですかね(適当)。まぁ、これ本当に啓発してる人に見られたら怒られそうですけど。このタイトルは「モンスターハンター」「モンスターハンターライズ」「MHR」「Vtuber」「太刀」「ジンオウガ」「一式装備」「縛り」「アマツマガツチ」「太刀」「大剣」が検索に引っ掛かるようになっています。だから例えば「日本生類創研広報部がアマツマガツチ殺すゾ」とかだと、「日本生類創研」と「アマツマガツチ」しか検索に引っ掛からないので、その5倍人目に付きやすいってことです。
そう思うと、よくこういうタイトル出て来ると思いませんか? そうそう、検索妨害的なヤツね
この発想を突き詰めると、シチュエーションボイスなんかが最大効率だせるそうです。そりゃあ【シチュエーションボイス】【男声】「ヤンデレ吸血鬼高飛車百合お姉さまに監禁拷問されながら絶頂まで導いてもらう音声【ASMR】【女声】【癒し】とか付け始めれば、いくつも検索ワード引っ掛かりますからね
でもさぁ、これって本末転倒じゃないですかね?いやね?別に最初っからシチュボ読みたくてVtuber始めたなら全然それでいいんですよ。
けど、伸びたいためだけにこういうことやり始めたら、何のためにVtuberやってるかわからないでしょう。そもそも「なりたい自分になる」ってことでVtuberやってみたくなったんじゃないの?いや、別にそうじゃなくてもなんか目的があって始めたんでしょ?それなのにこういう安直な方法に飛びつくってどうなの?
コラボもそう。コラボして仲良くなって伸びる。大いに結構。でもさぁ、それで喧嘩始めたりお気持ちして引退するってどうなの?
本当はやりたいことをやるために、なりたい自分になるためにVtuber始めたのに、どうしても目先の数字に踊らされて、取り敢えず伸びるコンテンツに次から次に手を出して、それで出来上がるのこそが「量産型2Dペラペラ生主崩れVtuber」です。
確かに、そういうのやることで伸びて、それからやりたいことを進めていくというのも一理。それもある種の割り切りでしょう。ただ、そういう人は伸びた後の数字の維持に苦労するパターンだと思いますけどね。
結局、多くの人に自分を知ってもらうことから個人底辺Vtuberは始めなくてはならず、その「知ってもらう」ということに割く労力が大きければ大きいほど、本来の「やりたいこと」「なりたい自分」から離れていってしまうわけです。そして、自分を見失ってしまう。Vtuberとしての活動の「軸」、どういう自分がどういう風に活動していきたいか。そこのビジョンがない人は「量産型~」になるか、病んで引退するか、大体そのパターンとなります。だからこそ、私のような個人底辺Vtuberは「軸」を、ビジョンを持つべきなんです。伸びなくて大いに結構。それでもやりたいことを、なりたい自分になるっていうこと。これが一番大事なんです。
2、翻って企業の人達は?
企業勢。底辺の暗がり、スラム街の地下2階から見上げる彼ら彼女らは天界に瞬く星のごとくきらめいて見えます。特に最近はライブイベントとか多いですからね。
そういった企業勢だって、一応同じVtuber。個人と何が違うのでしょうか?
才能?そらそうよ。でも今私が言いたいのはそうじゃないよね?
そう。一番の違いは、「伸びるための活動を積極的にやらなくていい」ことです。勿論、企業勢は努力していないとかそんなアンチスレみたいなこと言う気は全くないですよ。ではなくて、前述のような、伸びるために検索妨害的なタイトルを「つけなくてもいい」し、クソみたいなシチュボを「読まなくてもいい」ってことです。例えば、ある企業Vtuberの人の雑談配信のタイトルは
昼コココココ!
は?
これ、検索には絶対引っ掛からないんですよ。今まで一回でも「昼」でGoogleなりYoutubeで検索したことがある人だけ私に石なげて、どうぞ。
でも、これでも1000とか2000とか、それぐらいの人は来ますね。そう、つまりそういうこと。こんなタイトルでも「この人が配信する!」ってだけで来てくれる人が多いというわけです。
じゃあ何でそういうファンがいっぱいいるかというと、それは企業の宣伝効果が既にあるからです。デビュー前から宣伝、「〇月新人デビュー!」とTwitterで告知があれば1万RT,MoguraVRで新着記事が書かれ、Twitterの初投稿、所謂「産声」に1000ふぁぼつく。そういう「土台」があるから、強いて個人底辺Vtuberがやるような、「知ってもらう」ための不毛な努力を「しなくてもいい」わけです。
そしたら(企業のプロモーションは絡むとはいえ)、ある程度最初から自分のやりたいことを全面に押し出して活動できます。そうやって自分が楽しく配信するから視聴者にもそれが伝わり、確固たるファンを獲得できる。
Vtuberやっていく上で、この差はデカいですよ、想像以上に。やれ企業は年末の音楽番組で何万人みていたとか、ボルメテウスホワイトドラゴン召喚したとか、そういうとこは「Vtuberという共通の土台に立つ以上は」重視すべき差ではない。「なりたい自分になる」ために始めるVtuber活動を「なりたい自分を曲げないで」活動継続できる。それこそが決定的な「差」。私はそう考えているわけです。
3、じゃあやれることって?
今までまとめてきたように、「やりたいことをやる」「なりたい自分になる」ことが出来るVtuber活動を、目先の数字を気にして、自分を「知ってもらう」ためにする行為が、結局自分を見失わせてしまうことになるという線で話をまとめてきました。
じゃあ、個人底辺Vtuberはどうすればいいのでしょうか?伸びることも「なりたい自分になる」ことも諦めないためにはどうすればいいのでしょうか?
それはね…
んなやり方あるわけないだろ!!!!!
流行りのゲームに乗っかって伸びようって?あのさぁ、APEX何万回配信しようがプロゲーマーに勝てないでしょ?私はさぁ、PUBG派だけど、どうせ見るならやっぱ上手い人のプレイみるよ。Among Us?知らねぇ人がギャーギャー騒いでるの見てなにが楽しいんだよ?マイクラ?床に板ガラス嵌めるとかいう意味不明行為する人の配信(先日の自分の配信)、なんの参考になるわけ?見ないでしょ。逆に聞くけど、そういう人の配信、貴方みますか?
だから、個人底辺Vtuberは伸びるのを諦めて、欲望のままにやるしかないんですよ。
これは私の持論なんですけど、Vtuberっていうのは、突き詰めれば「自分を好きになってもらう」ことが大事なんです。そうすれば配信内容なんて関係なくなるんです。これは、私が尊敬するある企業Vtuberさんの言葉なんですけど
「同じガムじゃなくて 俺のリリースするガムを噛んでほしい」
ってのがあります。同じ企画や同じ内容じゃなくて、俺=Vutberが提供するすべてを楽しんで欲しいっていう意味です。
これなんですよ。「俺」のリリースするガムを噛んでくれる人をどれだけみつけられるか。そのためには、ガムの味そのものじゃなくて「俺」を好きになってもらうことが大事なんです。
だから、個人底辺Vtuberこそ、好きになってもらえる確固とした「俺」が、やりたいことを突き詰め、なりたい自分になるための不断の努力こそが一番重要なんです。いくら美味しいガムでも、「俺」に魅力がなければ、違う味のガムを出した時に誰も食べて貰えなくなってしまうんです。
逆に、マイナーなガムのプロデューサーが好きな人、要するに個人底辺Vtuberのリスナーさんは、是非ガムの紹介だけでなくて、ガムのプロデューサーを紹介してあげてください。具体的には、そうですねぇ…まずはこのnoteをRTして私のチャンネル登録とかして欲しいですね(適当)。いや、RTは効果抜群ですから本当に色んな人のツイートをRTしてあげてほしいです。
きっとこのnoteも私のガム。このガムを創った私を好きになっていただければ、それ以上に嬉しいことはありません。
おわりに
これ、書いているうちに誰に向けた文章なのかあやふやになってきましたが、基本的には同業者=個人底辺Vtuberに向けた檄文ですね。で、折角だからVtuberファンに皆さんにも見てもらいたいなぁ、ってのが同時に込められた意図。
底辺結構。なりたい自分になっていきましょう!
ハイハーイ!
さあさあ、みなさん 死にましたー!
個人底辺Vtuberで伸びない連中は 死にましたー!
葬儀に出るなら、向こうに並べ!
それ以外は 幸せに暮らせ! 以上