見出し画像

受け口の角度と安全性

どうも、小倉丈一郎です!
新潟県三条市出身、26歳
現在は奈良県宇陀市の森庄銘木産業で
樵(きこり)の仕事をしています。

新潟で林業家として独立するために
奈良へ移住して林業を学んでいます。

森庄オンラインショップ↓
林業家が選ぶオンラインセレクトショップ
MORITO


【ツルとは】

伐倒方向を正確にするには
受け口の角度とツルが重要です。

ツルとは木を寝かす(倒す)方向への
受け口と逆側から切り込む追い口との
切り残しにできる長方形の固まりです。

木を寝かす際はツルがその木の
弱点となってツルを折るように
倒れていきます。


【受け口の角度】

受け口の角度の大小はツルの可動域を
決める大切な要素です。

受け口がふさがるとツルが切れるように
力が働きます。

つまり、受け口の角度のはツルを切る
立木の角度を決めています。

蝶番の役目を果たし伐倒方向を
制御するという考え方は
世界的に共通認識されています。

日本では30~45°が適正とされています。


【安全性】

受け口の角度はある程度大きい方が
ツルが長く効くので伐倒作業の
安全性が高いです。

かりに受け口が45°を超えたとしても
そのことのみが原因で作業の危険性が
増すことはないようです。

その時の状況にもよりますが
なるべく大きな受け口を作る方が
安全性は確保されます。

正確な受け口の方向と角度を
心がけていきましょう。


山からは以上でーす!
またあした!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?