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#キルホーマン

Kilchoman Fino Sherry Cask Matured 2023 (ABV 50%)

Kilchoman Fino Sherry Cask Matured 2023 (ABV 50%)

2018年に蒸溜したへビリーピーテッド原酒を、スペインのボデガが使用したフィノカスクで5年以上熟成した原酒を20樽分ヴァッティング。
2020年以来のフィノカスク熟成のリリース。
ちなみにフィノはマンサニージャと似ていますが産地の違いにより名前が異なります。
どちらもフロールと呼ばれる酸膜酵母を利用したシェリー酒の樽。
細かな内容は割愛しますがオロロソとは異なりシーズニングには向かず、その影響でウ

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Kilchoman Machir Bay Cask Strength 2021 Edition (ABV 58.3%)

Kilchoman Machir Bay Cask Strength 2021 Edition (ABV 58.3%)

core rangeのマキヤーベイと同じく50ppmのフェノール、シェリーとバーボンのヴァッティング構成も恐らくほぼ同じと思われます。
シェリーはアクセント程度。
2021年リリース予定でしたがコロナの影響で物流がカオスになっていた為、2022年末にリリースされたとのこと。
new releaseと記載しているのに2021Editionだったので質問したところ上記の回答でした。
マレーシアでは春先

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Kilchoman Sauternes Single Cask Finish 9年 (ABV 53%)

Kilchoman Sauternes Single Cask Finish 9年 (ABV 53%)

いつもの酒屋で購入したキルホーマンのシングルカスクシリーズ。
他で聞かないのでマレーシア限定?
バーボン樽で8年以上熟成後、ソーテルヌ樽で1年間フィニッシュ。
2013年1月31日に蒸留、2022年9月22日に245本ボトリング。

香りはもちろんピートは存在しますがそれよりもレモンとオレンジの柑橘が上塗りしていていつものキルホーマンらしい野暮ったさが無く、軽やかでありながらモルトの甘い香りの奥行

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Kilchoman Sauternes Single Cask Finish 2022 (ABV 55.2%)

Kilchoman Sauternes Single Cask Finish 2022 (ABV 55.2%)

7年熟成の2022ソーテルヌシングル樽フィニッシュ。
いつもの酒屋さんから貰いました。
色合いはバーボン樽6.5年熟成で2ndリフィルソーテルヌ0.5年フィニッシュくらいな感じ。

香りはキルホーマンにしてはピートが落ち着いており穏やか、全体的に白ワイン系。
レーズン、ほのかな酸味のリンゴ、潮の効いたベーコンでアルコール由来な嫌な感じはせず。

味わいは口当たりが非常に甘いですが、少々のアルコール

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Kilchoman Loch Gorm 2022 (ABV 46%)

Kilchoman Loch Gorm 2022 (ABV 46%)

マレーシアにもようやくロッホゴルム2022が入ってきました。
ロッホゴルムはキルホーマンファンが毎年楽しみにしているボトルで年1回のリリース、そしてオロロソシェリー樽熟成品です。
NASですが確か5〜8年熟成だったと思いますが…正確な情報は知りません。

香りはシェリー由来のレーズンが多くを占め若干サルファリーもあります。
が、そこはキルホーマン、土系のピートもしっかり主張します。
私はこの土系の

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Kilchoman 11年 Bourbon Single Cask (ABV 55.2%)

Kilchoman 11年 Bourbon Single Cask (ABV 55.2%)

batch : 465/2010
bottle : 169/217
distilled : 02.09.2010
bottled : 10.01.2022
50ppm

待ってましたのキルホーマン10年熟成超のバーボンシングルカスク。
ソーテルヌフィニッシュやアルマニャックフィニッシュの2022シングルカスクもあったのですがここは直球のバーボン熟成のみを選びました。
予想通り開栓したてでこの威力は

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Kilchoman PX Matured 2021 (ABV 47.3%)

Kilchoman PX Matured 2021 (ABV 47.3%)

マレーシアの酒屋さんから貰ったサンプル。
キルホーマンのピートとシェリーの組み合わせは私の舌にストライクなのでPX熟成は間違いなくアタリだと思い試飲しました。
香りは土のピートと意外にそこまで甘くないシェリーでゴム感は全く感じません。
土のピートはそこまでピーティではなく穏やかで少しヨードも感じます。
良い意味でキルホーマンの香りですね。
味わいは口当たりは意外にそこまで甘くなくドライで、中間にも

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Kilchoman Madeira Cask Matured 2021 Edition (ABV 50%)

Kilchoman Madeira Cask Matured 2021 Edition (ABV 50%)

フィニッシュではなくマデイラ熟成5年。
キルホーマンで初めてマデイラ熟成がリリースされたのが2015年。
今回のものは2016年5月に46種のマデイラホグスヘッドで熟成を開始し、5年後にその中で相性の良い樽をブレンドした事で今回の17000ボトルリリースとなっています。
数は多いのでいつも通り入手しやすいと思います。

香りはいつものキルホーマンらしくツンとくる若さ由来のアルコールとモルトと悪い意

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Kilchoman Sherry Butt 2011 (ABV 58.8%)

Kilchoman Sherry Butt 2011 (ABV 58.8%)

シェリー樽に5年熟成でフルーティな甘さがしっかり感じれます。
アロマはアイラらしいピート、フレーバーは一瞬甘さがきてピートと刺激が一気にくる。
オイリーというかピートとバニラの余韻がじわっと残る。

アイラにちなんでスコットランドのパブでちょっと有名な張り紙を紹介。

the quality of service you may receive will depend directly on yo

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