【教育雑感】新型コロナ対応で休校になって思うこと
新型コロナウィルスへの対応により、ほぼすべての学校が一斉休校になった。週末は試験を作ったり、試験明けには課題を提出させたりと計画していたが、全て白紙になった。卒業式も無観客、予定していた卒業イベントも中止となった。春休み中の部活働もなくなった。全部の予定がなくなった。
1.教え子からの連絡
小学校の先生をしている教え子から連絡が来た。そこには、
「こんなにやりきれないことあります?」
と書いてあった。とても気持ちはわかるが、私は東日本大震災を(教員として)経験しているので、あまり心は揺れていない。こういうときは、なるようにしかならないという諦めみたいな感じもあるのかもしれない。東日本大震災ときは、
電車は動かない…
電話はかからない…
電気は止まる…
いつまでこの状況が続くのかわからない状況で、電車やバスも混雑していて、これからどうなるのか…とみんなイライラしていて、みんな不安だった。
それに比べれば、(マスクや消毒液、トイレットペーパーは売り切れているものの)水が飲めるのと、電気が止まっていないというのは救いかもしれない。もちろん未知のウィルスは恐ろしいし、いつ収束するのかわからない状況は同じであるが。できれば、このまま感染が拡大せずに終わることを祈るばかり。
2.ピンチのときに注目されるICTの力
こういった緊急事態のときはICTの力が注目される。東日本大震災のときもtwitterが途切れなかったことが注目されていた。今回は一斉休校により3月の授業がなくなったことで、
「遠隔授業、ネット授業、ライブ配信などが話題になっている」
EdTech系のサービスも期間限定で教育関係者に無料でサービスを提供し始めた。
こういう経験によって、平常時での取り組みを見直す動きに繋がっていくことを期待したい。ICTの力があれば、
「学びを止めない」世界の実現は可能だろう
さらに、GIGAスクール構想の実現によって、PC、タブレットの配布やインフラ整備が整えば、災害や緊急事態も無理なく乗り越えられるだろう。社会を守る力としてのICTを強く感じる今、情報教育の重要性を再認識している。
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