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へのへのもへじ探しの帰り道
外国ルーツの子どもの日本語学習支援員をしています。
「指導員」ではなく、あくまでも「支援員」。
教育ではなく、福祉的側面から関わっています。
私が担当している小1男子のリッキーくん(仮名)は、保育園のころから日本で暮らしているので、会話レベルはネイティブ並み。「話す」「聞く」の技能は問題ありません。支援が必要なのは「読む」「書く」の技能。国語はもちろん、算数も、計算はできるのに文章問題になると解けません。
ひらがな習得中のリッキー、かなり苦戦中。
私たちは、たまたま帰る方向が同じなので、いつも一緒に歩いて帰っています。
今日は【て】を探そう!
…という具合に、
看板や広告物などの文字の中から、1日1文字、決めたひらがなを探しながら歩いています。
ルールはシンプル。
たくさん見つけた方が勝ちです。(いつも負けてあげてる、笑)
あったー!と大声で叫んだり、
突然猛ダッシュしてその文字にタッチしたり。
賑やかな少年とおばちゃんのコンビ、どんなふうに見られているのかな…
先日、文字と一緒に「へのへのもへじ」の絵を教えてあげたら、
じゃ、今日は「へのへのもへじおじさん」を探そう!ということに。
今どき、あんなベタな落書きあるかしら。。。
って思ってたら
リッキー、見つけました〜!!
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これで、へ、の、も、じ、は覚えてくれたかな?
落書きが教材になるなんて。
でも、落書きはダメだよってちゃんと教えました。
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