留学奨学金 振り込み時期の問題

こんにちは、じょん之助の妻です。
今日は、留学奨学金を実際にいただいて正規留学する段になって気づいた制度の問題とその解決策について書いていきたいとおもいます。

留学奨学金は、いつ振り込まれるのか?

奨学金によって違いはあるのかもしれませんが、基本は、学生が留学先に支払い後、学生に振り込まれる形になります
(※学費や旅費が実費で支払われるパターンのもの。それ以外は、所属を示す学生証を提示した後に支払われる)

振り込み時期がなぜ重要なのか?

留学のための給付の奨学金は、特に国のものであれば、学費と生活費をほとんど賄うことができます。そのため、留学の学費を自分では賄えない学生が留学に行くことを可能にします。
しかし、そのような学生にとって、この後払い方式は、せっかく全額奨学金で賄う機会を得たのにも関わらず、最初の費用を負担することができずに、留学に行けなくなる可能性があります。

留学前に必要な費用

・〜7月末 入学のデポジット
多くの大学では、留学生がCAS(イギリスビザを得るための大学許可証みたいなもの)を得るために£2000(30万円前後)を先に支払うように求めています。
これはイギリス大学院の場合、学費の一部であることが多いです

・6-7月 ビザ発行費£363(5-6万円)
その他にイギリスのIHS(健康保険)にも入らなければならず、£470かかるようです

・〜コース開始前 学費
大学や支払い方法によっては、一括or分割(3か9分割)が可能です
分割できても、学費200-300万の9分割であれば、22-33万円くらいかかります。

・〜コース開始前 寮費(デポジット+1分割分
寮費は、基本的に分割して払いますが、大学によってはデポジットを取られることもあるそうなで、2ヶ月分以上の寮費の用意が必要かもしれません。

・旅費
・最初の1ヶ月の生活費(最初の振り込み前)

これだけの資金を学生が準備するのは難しく、留学に親からの理解がなければ、貸してもらうことも難しいと思います。

せっかく学費・旅費・生活費を賄うぐらいの奨学金をとっても、もともと金銭的にも、家族からの理解という意味でも恵まれていなければ、留学自体が難しくなってしまいます。

解決策

今回JASSOの海外大学院学位取得型の奨学金について確認したところ、支払った後のレシートがなくても、授業料確定前に授業料を支給する「概算申請」という制度があるようです。
事前に動いてこのような特例として認めてもらえれば、授業料を事前に自分で用意するというようなことができなくても、受給して入学することができそうです。

また、奨学金によっては、学費に関しては生徒を通らず、奨学金団体が大学院に直接振り込むというケースもあるようです。その場合は、大学院側にそのことを伝えておけば問題ありません。

留学奨学金を不正にもらうことがないように、原則「学生が支払った後に振り込む」というスタイルですが、事前に動くことで先に受給し、学費を納めることができそうですね!

留学奨学金までこぎつけた学生が、結局は奨学金があるはずなのに困窮する・留学を諦めることがないように、制度がある程度、現実に即したものでよかったです。

※この記事は2023年 4/12に編集されています。4/12以前に公開されていたものには、情報の確認不足で、概算申請や奨学金団体による学費の直接振り込みについての記述が抜けていました。勘違い・不安を煽ってしまい申し訳ございません。

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