2021年の振り返りと2022年へのつながり
株式会社アイリッジ取締役の渡辺智也(わたなべともや)です。
※Twitterもやっています!
明けましておめでとうございます!今年もどうぞよろしくお願いします。
2022年は「壬寅(みずのえとら)」というそうです。調べてみると、どうやら「新しく立ち上がること」や「生まれたものが成長すること」といった縁起のよい年だそう。
確かに2021年はコロナ禍で悩まされつつも、OMOでは新しいサービスや展開が次々と発表された年でした。
今年はそれらがさらに進化していくのでしょうかね~。
今回は、あらためて2021年を振り返りつつ、2022年へのつながりを考えてみました。
<目次>
1.2021年前半は「メモと振り返り」がキーワードだった
2.2021年後半は「OMOを自分のものに」しようとした時期
3.2022年は「移動の価値」と「スマートシティ」に注目!
1.2021年前半は「メモと振り返り」がキーワードだった
2021年は特に春から、気になった言葉や気づいたことをメモに残すようにしていました。
たとえば、「モチベーションを高めるために小さな達成を繰り返す」という言葉を残しています。ちょうどビジネスとしても自分の役割としても、難易度の少し高いことにチャレンジしていた時期だったのですが、困難なことでも少しずつ、しかし全体を巻き込むような視点を持ちつつ、簡単なところから取り組むように心がけていました。
さしずめ「螺旋階段をのぼる」といったところでしょうか。
このnoteでもたびたび登場する私の趣味、卓球でも、新しい技術を高めるトレーニングを試行錯誤しながら取り入れていた時期でもあります。
ちょうど2021年は東京五輪の年でもあったので、スポーツ関連の情報が豊富で、そこからビジネスにつなげて考える、というきっかけも多くあったように思います。
たとえば、「ピリオタイゼーション」という言葉。
皆さんはご存じでしょうか?
五輪を目指す選手は「4年」を1つの周期(ピリオド)としてトレーニングやモチベーションマネジメントの計画を立てるのだそうです。
さらにはおおよそ6~8週間を1サイクル(これもピリオドですね)として様々なトレーニングを進めていきます。
このピリオタイゼーションを自分でも試してみたところ、私の場合もう少し期間が短いサイクルのほうがしっくり来たので、今は4週間(1か月)でテーマを変えながらトレーニングもビジネスでのチャレンジも続けています。
さらに、スポーツから得た気づきとして、「重要なのは、見えている部分だけではない」ということでした。
イチロー選手の言葉に「目に見えていることがすべてではない」というものがありますが、まさにビジネスでも同じことがいえそうです。
たとえば2021年後半に様々なOMOの取組みを視察しましたが、その時にも目の前にある商品の良し悪しだけではなく、お客様の導線、ストア以外での行動をどう読み解くか、が大切でした。
こう振り返ると、2021年前半は「メモと振り返り」が大切だったように思います。
2.2021年後半は「OMOを自分のものに」しようとした時期
2021年後半は、とにかくOMO(Online Merges with Offline)の取組みを視察しまくりました。
このnoteでも紹介した、「TOUCH TO GO」、「CHOOSEBASE SHIBUYA」、「b8ta Tokyo」といった動きは、2022年のデジタルマーケティングにつながるものでしたし、自分が戦略立案や開発に携わる動機付けにもなりました。
2020年~2021年前半はコロナ禍の影響もあってOMO現場を視察することも思うようにかなわなかったので、今回直接その場に身を置き、お客様と同じ目線で体験を得ることの重要さを実感しましたね!
各社それぞれにフォーカスするポイントが異なり、なるほど!と膝を打ちつつも、日本社会全体のOMO進化へのハードルに気づくこともできました。
・オフラインの場でスマートフォンを通じた電子決済が広がること
・店舗側がデジタル化に対応していくこと
・店舗側が蓄積しているデータを活用していくこと
といったいくつかの課題は、おそらく2022年にアイリッジ含め、各社がサポートに力を入れていく分野になるだろうと思います。
…そういえば、2021年後半の卓球は、故障により思うように試合に出られず、悔しい思いをしたのでした。
ビジネスもスポーツも、試行錯誤しながら、悔しい思いも嬉しい思いも持ちながら、進化していくものだ、と言い聞かせています…(笑)
3.2022年は「移動の価値」と「スマートシティ」に注目!
そして、2022年。
まず注目しているのが、日経クロストレンド特集HIT予測1位にもなった「移動」を価値に変えるサービス。
これは近々noteにも書こうと思っていますが、これまで「お金にならない」「できるだけ減らしたい」と思われていた「移動」の価値を変えるようなアプリが様々生まれそうです。
コロナ禍で制限されていた移動。
感染者数が落ち着いた時期には「移動したい!」という思いが生まれます。そういった気持ちの変化を後押しするようなアプリに、今後注目が集まりそうです。
OMOに携わるものとしては、この「移動」と「体験」とをいかに結びつけ、お客様の「感動」を後押しできるか、この視点が2022年はさらに進化していくように思います。
また、スマートシティにも注目しています。
スマートシティは、DXに代表される先進的技術の活用により、都市や地域の機能やサービスをより効率的にしたり、より便利にすることで、様々な課題解決にチャレンジする実験的な「場」といわれています。
OMOもそうですが、人の体験や感動をITが介在することで最大化していくことがテーマになりそうですね。
「新しく立ち上がること」や「生まれたものが成長する」寅年。
2022年も新しいことへのアンテナを高く、楽しみながら進んでいきたいと思います!
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