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みんなつらいんだ

あの徳川家康だってつらかった

まず、徳川家康(享年73歳)が400年以上も前に残したことばを紹介します。

人の一生は重荷(おもに)を負(おう)て遠き道を行くがごとし
(人生とは、重い荷物を背負って、遠い道を進むようなもの)

いそぐべからず(急いではいけない)

不自由を常と思えば不足なし
(不自由が当たり前なのものと思えば、不満なことはない)

こころに望みおこらば困窮(こんきゅう)したる時を思い出すべし
(欲望にかられたら、苦しかったときのことを思い出そう)

堪忍(かんにん)は無事(ぶじ)長久(ちょうきゅう)の基(もとい)
(忍耐は、順調に長く続くための土台)

いかりは敵と思え(怒りは敵だと思おう)

勝つ事ばかり知りて、負くること知らざれば害その身にいたる
(勝ってばかりで、負けることを知らないと危険な目にあう)

おのれを責めて人をせむるな。
(自分を責めて、人を責めてはいけない)

及ばざるは過ぎたるよりまされり。
(やり足りないくらいが、やりずぎるよりは良い)

有名な東照公御遺訓(とうしょうこう ごいくん)です。

戦国乱世に終止符を打ち、265年も続いた江戸幕府を開いたあの徳川家康でも相当つらかったみたいですね。

あのミスチルの桜井さんだってつらかった

私事で恐縮ですが、気が付けばこの十数年で、結婚して、子どもができ、家族が増えました。

自分ひとりで生きていたときの自由という気楽さと引き換えに、”背負ったもの”は、計り知れないほど大きなもの

しかも、無理して家を持ち、巨額の住宅ローンも背負っています。

漢(男)は、背負うものが大きければ大きいほど、強くたくましく、魅力的になるとも言われてますが、逆に背負って、身動きが取れなくなって、めちゃくちゃ苦しんでいる人も多くいるのも事実

自分も苦しくてつらくて、逃げ出したくなるけど、そんなときは、いつもこの歌が頭の中をリフレインします。(泣けてくる)

”難しく考え出すと、結局全てが嫌になって、そっとそっと逃げ出したくなるけど、高ければ高い壁の方が、登ったとき気持ちいいもんな”

そう、20年以上前からミスチルの桜井さんも言っている。(泣けてくる)

人生は、終わりなき旅だ
むしろ、つらい状態こそがデフォルト(初期設定)なのかもしれない。

もう、みんなつらい状態が前提条件なんだから、「つらい」とか「しんどい」は、言い訳にもならない。(泣けてくる)

これが普通だと思って、背負って、背負って、背負いまくって、逃げず、急がず、進むしかない。(笑えてくる)

みんながみんな徳川家康やミスチルの桜井さんのようにはなれないこともわかっているけど、実はスゴい人だって、つらいと思うことが多かったんだと思いたい。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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