あまちゃん

放送から10年目

4月からBSにて再放送していた
「あまちゃん」

ついに今日最終回を迎えた。

10年前からこの作品の大ファン
子供ながらにこの作品の素晴らしさを感じ
私もあまちゃんになりたい（本気）
とずいぶん憧れていた。

私の原点でありこの作品を超える朝ドラには
出逢えないんじゃないかとまで思っている。

そして今回の再放送を半年見続けて　
改めて実感した。

この脚本やっぱりすごい。

核心を突く台詞と
ユーモア溢れる展開

そして辛い現実から目を背けることなく描いた
震災後の東北。

人々が懸命に生きる姿を
脚本にしたクドカン（宮藤官九郎）

辛いことがあってもまた
必ず幸せはあるよと私たちに提示し続けていた。

毎日、戦場へ向かう私の背中を
あまちゃんが押してくれてた。

アキ「ママ、私変わった？
1年前とずいぶん変わった？」
春子「変わってないよ。
だけど、みんなに好かれたね。
あんたじゃなくて、みんなが変わったんだよ。
自信持ちなさい。
これはね、案外凄いことなんだから」

あまちゃん72話

このセリフが私は1番好きだ
上京する主人公に母がかける台詞

15分に伏線回収も衝撃も感動も
全て詰め込んだ神回

脚本をかいた宮藤官九郎の
脳内を覗き見したいと
嫉妬するほどにストーリーに惚れてる。

そして1番震えたのが
今回の再放送で朝7時21分過ぎ
震災のチャリティーコンサートのシーンで
東北の地震速報が入ったこと。

この国で生きていくなら
災害と共に生きていかなければいけない
と現実を突きつけられた。
3月11日と今日は地続きなんだと。

毎日、つらい。
うまくいかないことのほうが多い。
それでも生きていく。

あまちゃんが教えてくれた。

きっとトンネルの先に
明るい明日、未来があると信じて。