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陰陽の在る生き方

この世は陰陽より成る。
森羅万象全てに陰陽が存在し、陰陽の法則によって世の中が成り立っている。。

陰陽と食養を世に広めた、桜沢如一さんがこの様な言葉を残しています。
そして、若杉ばあちゃんも常に会うたび口にしています。

陰陽…

常に相反するものが一体となって存在している事ですね。

以前、このコラムでも食の陰陽についてお話ししましたが、今回はその応用編みたいな感じで、私なりに考えてみました。
あくまで、私なりの考えですので
そこは、ご了承くださいね!

*これから陽性を△、陰性を▽と表します。

ここに1人の男の子が誕生しました。。
△の男の子です。
因みに女性は▽です。
子供は、△の男性と▽の女性とのまさに陰陽の象徴とも言えます。
誕生した子供は男の子、△です。しかしながら△の中にも△▽はあるんですよね!!
この子は、真っ赤な顔をして産まれてきて、直ぐに大きな声でオギャーオギャー!と産ぶ声を上げた元氣な△の中の△の男の子で生まれて来ました。
△のエネルギー右回転で産道(参道)を進み、真っ赤な顔をして産まれてくるから赤ちゃんと言うんです。
昔は皆そうだった様ですが、現代では残念ながらそうではない▽な子供(赤ちゃん)が多くなっているそうですね。。
そこには、理由は様々あると思うのですが、それはまたの機会にお話ししましょう。

その男の子は、子供は風の子という言葉の通りに大きな病氣もせずに元氣に育ちました。

年頃になった男の子は、
ある日、この世の法則に気付いたのです。
何で、全てのものに反対があるんだろう…?
なんで、喧嘩があるのかな?
嬉しかったり、悲しかったり、ワクワクしたり、シクシクしたりするんだろう…?
どうして朝が来て、夜が来るのだろう?
「うーーん…考えてもわからないや。。」
そりゃそうですよ。
だって、これこそが陰陽であって、陰陽には終わりがないし、答えが無いのだからね!

それでもその男の子は、どうしても氣になり、陰陽に詳しい先生に相談しました。

「ねぇ、先生がいつも言っている陰陽って何?」

先生は突然の質問にとまどいながらも、その子供に陰陽のある生活について話出しました。

先生は男性だから△、君も男の子だから△だよ。君のママは女性だから▽だね。
必ず全てに相反するものが存在するだ!
朝は△なんだ、だから朝ってなんだかワクワクしないかな?
昔から、早起きは三文の徳と言って、△の時間を有意義に過ごすといいことがある様に言われているんだ!
もちろん、早起きしなくちゃだめな訳じゃ無い。
早起きしても、その過ごし方で△にも▽にもなるし、決して▽が悪い訳じゃないんだよ。

何故かと言うと、△▽を測る基準は無いんだ!あるとしたらそれは自分かな?
だから、見る人によって全てが違うんだ。。

例えば、コップに水が半分入っているとして、
それをまだ半分も入っていると考えるか、
半分しか入っていないと考えるかで、
その人の中の△▽を測るものさしが変わって
くるんだよ。
私は、
半分も入っていると考えた方が嬉しいから△になるけど、
半分しか入っていないと考えても、おかわりをしたいと思っていたとしたら、その人にとってはラッキーな事で△になるんだ!!

難しいかな?

じゃあ、これはどうかな?

今、君には好きな子はいるかな?
好きな子が出来るとドキドキする。
ときめくよね?

それは△のエネルギーだけど、
それと、反対に不安になったりイライラしてしまったり…▽のエネルギーも同時に出来るんだ!
恋をする事は素晴らしい△のエネルギー!!
しかし、その中でも
たとえ両想いでも、ケンカをしてしまう事があるね。
ケンカは△のエネルギーのぶつかり合いなんだ!相手にわかってもらいたいと思う氣持ちが△のエネルギーが極まってしまったんだね。。
しかし、
相手がもしも、冷静▽のエネルギーであればケンカになる確率は低いんだ!
▽の冷静な判断で△のエネルギーをうまくかわしちゃうからね。笑

あっ、
何か気がついたかな?

そうなんだ、△は男性だったね?
全てでは無いけど、大概ケンカの元となるのは男性が多い様な…。
それを▽の女性が、はいはい…と。。
ここからわかる事は?

△と▽どちらが強いんだ?

……

始めは、△のエネルギーに火が付いて、
優位に見えるけど、
最終的には、▽の冷静な判断のエネルギーによって消化されるので…。。
▽なんだよ!
まぁ、今の時代は男女が逆転してるケースも少なくないけど。。

男子頑張らないとな…。。笑

それと、
似た者同士だと意見が合っていい場合と、
逆に似ているからこそぶつかり合ってしまう事があるんだ!
何にでもそうだけど、例えば似た者2人が
△だとするよね。
その△が互いに強すぎるとどうなるか…
悲しいけど、結果はいい方向には行かないんだ。。
これは陰陽の法則でね、▽△どちらかに傾きすぎると、反対の氣持ちを生んでしまうだよ。。
また、互いに▽と△の2人だとしても、
それもまた、2人が極端だといい方向には行かなくなってしまうんだ。。
これはシーソーの原理で、振り幅が大きすぎると最初は楽しいかもしれないけれど、振り幅の大きいシーソーに乗ってるといつか怪我をしたり、疲れてしまったり、シーソーが壊れてくる。
人間関係も、食物も皆同じさ。。
だからね、
バランスが大事なんだ。
▽でも△でもなく、どちらにも偏らない存在を陰陽では中庸と言うんだよ。

「へー!それにしても、陰陽って本当に奥が深いんだねー。」

そうなんだ。
でも、食の陰陽とかがわかると本当に面白いよ!
興味があったら先生が書いたのを読んでみてな。

それと、日常の中で▽△をいつも氣にしていると、世の中の見方が変わってくる。

何故、体を動かしている人は、動かしていない人に比べて若々しい人が多いのか!
日に焼けている人とそうでないと人では、
日に焼けている人の方が陽気に感じるのか?
さらに、日に焼けている人の中でも
海に入っている人はさらに健康的に見えるのか?
もちろん、▽△だから絶対では無いし、
どちらが正解でも無いんだ!

だけど、色々な事が見えてくる。
そして、その全てが
▽△と共にあるんだよ!!

「うん、わかるよ!
体を動かしている人は△の筋肉も多いし、血流も良いからだよね?それと、日に焼けている人は…太陽が△だから!
そして、海に入っている人は、更に海水の塩を体内に吸収しているからだよね?」

「君は、本当に陰陽▽△が大好きだね〜
その知識を身につければ、病氣も治せるし、
世の中の流れもわかる様になるよ!!」
「先生は、まだまだ勉強中だけどな。。笑」

「うーん。。今の先生は▽△どっちなんだろう。」

「さぁ、どっちかね?どちらかに傾きすぎない様に頑張ります。笑」

この子の将来が楽しみだな。。

朝が来て、夜が来る。。
山があれば谷が必ずある様に、
悲しい出来事があれば、その後には必ず嬉しい出来事がある。。
その▽△の毎日の生活の中にそれぞれの▽△が存在し、
空と大地があり、そこに生命が存在している。
私たち人間の生命は、男性と女性の陰陽から、また新しい▽△をお宮に宿し、参道を△の右回転で旋回しながら地上におりてくる。。
そして…またいつか、▽の世界に帰っていくのだ。。
その間の年月にも、もちろん▽△が毎日毎日繰り返し存在する。
そう考えると実に不思議だ。。。
人生とは修行と言うが、そこに陰陽の事も取り入れてみると、これまた実に面白いのではないのだろうか?

今は、真っ暗な世界…
それは光が生まれる証だから。。
だって、この広い広い宇宙も真っ暗闇の▽からうまれたのだから。。
だからね、どんな人でも意味のない人なんていないんだ。。
今があるから未来があるんだからさ。。

この世の全ては陰陽より成る。。

「さぁ、今日はここまで。気をつけて帰るんだぞー!」

明日の天氣は▽か△か、どっちかな??

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