やらなきゃ覚えられない
■前提条件
予備校が提示している消費税法の名目上の学習時間は300時間とされているが、実際の合格者の感覚でその2倍の600時間を要している。実際に働きながら予備校の開校時から学習すると1日2時間で694時間が捻出できる計算であるため、妥当な数値とみる。
試験まで残り111日となった現時点から学習するには1日最低7時間を捻出しないと600時間は超えられない計算である。
試験の最終目標は合格することで、税理士試験において上位10%以内に入る正答率を出すことが「合格」するということになる。また正答率は絶対評価ではなく相対評価となるため、誰もが答えられる箇所に配点がされる仕組みと解されるため、誰もが出来る箇所を必ず答えられる基礎力を固めればよいとも考えられる。
社会人は時間が限られているため、とくに他の受験生と比べて少ない時間での「効率」と「効果」の意識が必要と感じる。
■現状
税理士試験において理論学習(条文の暗記)は多くの人が頭を抱える課題だろう。私も昨年の10月末から6度目の挑戦を開始してからいくつか試したが挫折を繰り返している。
言うまでもないがやらなきゃ覚えられない。やっててもなかなか覚えない。この葛藤の繰り返しで疲弊している受験者も多いだろう。
これは合格体験記ではない。単なる一受験者の試行錯誤の記録(ログ)である。なので参考にするかどうかは自己責任でお願いしたい。
学習法001:35分のインプット・アウトプットの繰り返し
望月俊孝『何歳からでも結果が出る本当の勉強法』スバル舎2023年74頁
〇試験で使える記憶術は、たった2行で説明できる
■やり方 オリジナル000
インプットとアウトプットを以下の5回の過程で計35分で1セット行う。
1.5分:題の精読
2.10分:何も見ずに読んだ題の書き出し
3.5分:題の再読(確認)
4.10分:何も見ずに読んだ題の書き出し
5.5分:題の再読(確認)
■実行000_001
1.時間が少し足りないので焦るが、まず柱書(タイトル)を覚えるように意識しつつ、まずは最後まで読むようにした。
2.まず柱書から書くことにしたが、抜けはいくつか出た。
3.書けた箇所をマーカーで塗りながら読んだ。
4.前回合っていたところが間違っていたり、書けなかったところがまた抜けていたり、書けている箇所もあり。
5.書けたところをマーカーで塗りながら読んだ。
■評価000_001
1.少し時間が足りないと感じたが、緊張感や期限を設けることで集中力の効果も上がるらしいため、継続。時間がないため、回数を繰り返してから再度見直す。
2.実際の試験では理論は約50~60分くらいが相場であり、3問くらいを10分ずつで解答と考えればちょうどよい時間と判断。
3.細かく管理しすぎたため、次回は精読に集中する。
4.1回目で柱書を終わらせ、2回目で内容を書く手順に変えた方が効率がよいと思うので次回は追加していく。
5.最後にかけたところもしくは書けなかったところをマーカーで塗る時間に変えようと思う。マーカーにそれほど効果はないらしいが区分や注意喚起には効果は感じるため、出来たところを青マーカーでつぶすイメージで塗ろうと思う。
■学習計画
最低限:次の答練の課題となっている6題
予告理論
1ー19 課税期間
3ー01 仕入税額控除(原則課税)
3ー08 転用
3ー09 居住用賃貸建物
プラス理論
1ー11 新設法人
3ー13 災害特例
最大限:まずランクAの10台と上記
1ー01 課税の対象
1ー03 非課税
1ー04 輸出免税等
1ー06 小規模事業者に係る納税義務
2ー01 課税標準及び税率
3ー01 仕入れに係る消費税額の控除(原則課税)
3ー11 中小事業者の仕入れに係る消費税額の控除の特例(簡易課税制度)
4ー02 確定申告
5ー04 定義
5ー05 軽減税率制度
■これまでの学習からの分析
1.トレーニングを中心に学習してきたが、計算過程の理解が理論の用語等の理解につながると感じる時がいくつかあった。
2.出社時に電車の中で理論を柱書だけ書くことをしていたが、グリーン車利用など金銭的な負担が多いため見直しが必要
3.黙読は記憶に残りづらい。
4.音読(目・耳・脳)→声に出しながら書き出し(目・耳・脳・手)→再音読(目・耳・脳)を繰り返して全体を指摘することを意識する。
5.座りながらか立ちながらかはあまり違いは感じない。足の裏に刺激を与える、運動脳に刺激を与えると他の脳も活性化されるため健康面も含めて継続して試す。はじめは疲れやすいがなれると集中力が上がるという症例あり。
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