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Ep.001 Prologue 勉強する意義

プロローグ

 6月末頃に大学時代の親友と再開する機会があり、公用語を英語に掲げている企業で長男が働いているのでTOEIC学習の手伝いをしてほしいという話を受けた。以後週一のペースで約1.5時間から2.0時間で講義を行っているが、その道のりは私が予想していたより長く険しいものになりそうだと気付き始めた。


■登場人物紹介
①K君(20)
高卒で日系複合企業のデータセンター勤務。勉強は苦手。体力もない方。特定の歴史小説は分厚くても3回も読み直す。
②Kさん(47)
当記事の投稿者。ひょんなことから数年ぶりに大学時代の親友と再会。彼の長男のTOEIC受験を手伝うことになる。典型的な悪い方の氷河期世代の申し子。器用貧乏かつ要領はよくない。常に社会に対して生き辛さを感じている。中高と英国留学経験があるので2009年時にTOEIC895点を取得しているが、「一回800点取れば不要じゃね?」とばかりに語学力は以降放置状態。
Hさん(47)
K君のお父さん。大学2回生の時にとある映画のプロモーションを手伝った縁で出会う。卒業後も数年に一回ぐらいのペースで連絡を取り合う親友。お互い事後報告が多い。(結婚しました。大学院卒業しました。等々)大学時代からIT系のバイトをしていたことで紆余曲折を得て起業。奥様も大学時代の共通の友人。


序章 勉強をする意義
 TOEICに限定しての定義を行うが、英語を勉強する意義として何が挙げられるだろう。
1.就職・転職に有利にするため
2.転属・昇進の条件だから
3.何かを変えたくて
 大体条件として、1か2を理由に学習を始める人が多いだろう。人間は動機がないとなかなか新しいことを始めようという気にはなれない。もともと興味があって勉強したくてという理由で学習をする人はまずこの記事を見る機会もないだろう。何故ならそういう自発的な方は悩むことなく好奇心が赴くまま勉強に集中するだろうから。
 では、どれくらいの人が目標を達成できているだろうか。こちらも多くの人が途中で挫折した経験を持っているのではないだろうか。挫折した人は再挑戦することはあるのか。それとも二度と勉強しようとは思わないのか。今回は挫折した人の末路は記事の趣旨と異なるので割愛する。
 動機はどうであれ、まず自身の心から発露する何かがないと思い立っても先立つものがない状態と言える。だからどんな些細なことでもいいので、なぜTOEIC受験学習を始めるのか手帳や日記に明記して自分の心の中にとどめておいてほしい。

本記事はTOEIC受験勉強をされている方が疲れたときに共感したり、勉強の参考にして頂くために執筆しています。反対意見などありましたら、その理由と根拠などを添えてお知らせいただけると幸甚です。まずはプロローグとしてTOEIC受験の動機について執筆しました。以後、学習計画等K君とのやり取りの中で私が試行錯誤した内容を皆さんに共有しますので、参考にしてください。

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