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能登半島地震の集団避難

令和6年能登半島地震におきまして、被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げます。
1日も早い復旧・復興を心よりお祈りいたします。

石川県輪島市では、避難所に身を寄せる中学生の一時的な集団避難が、17日から始まります。全3市立中の生徒約400人のうち、保護者の同意を得た250人の希望者が、県南部の県立宿泊施設へ集団避難するそうです。

避難所となっている輪島中学校

中学校は再開のめどが全く立たず、余震も続く避難所生活では勉強することもままなりません。子どもたちが学ぶ環境を確保するためには、一時的に被災地を離れることも選択肢の一つでしょう。まさに苦渋の決断です。

 「家族と離れるのは悲しいけれど、勉強はしなくちゃいけないから」
 「部活ができるのはうれしい」
 「友達と一緒なら頑張れる」

避難を決めた中学生たちの前向きな言葉が、少しでも救いです。しかし、一方で「住み慣れた町から離れたくない」「家族と一緒にいたい」と輪島市に留まる中学生も4割弱います。多感な年代の子どもたちは、それぞれどんな思いで過ごしているのでしょう。避難先で、勉強や部活、友達との交流など、中学生らしい生活を送ってくれることを願ってやみません。

予定では最長2か月で帰るとのことですが、子どもたちが再び安心して学べる環境を取り戻す日まで、国の手厚い支援が欠かせません。そして、私たち教育企業にできることもきっとあるはずです。
「みんなにまなびをプロジェクト」でも、被災地への学習支援を準備しているところです。確定次第、noteでもお知らせしていきます。