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「社会というシステムが複雑になり、いつからか人はシステムを維持するために生きなければならなくなった」

※この記事は約2000文字です。約4分で読めます。

最近連休も多かったので、長年気になっていながら見れていなかった「機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096」を纏めて見ました。

題名はその中で心に残った名言です。
人が充実して豊かに生きる為に作ったシステムが、逆に人の幸せを奪う、そんな事って多いよなと考えていた所、以下の本の内容を思い出しました。

内容としては、特に何も疑問を抱かずに親と同じ様に普通に就職して…、と考えている大学生や高校生に是非読んで頂きたい本です。
これから不確実性が高まる社会に置いて、今までの主流であった敷かれたレールを進んでいく人生はもう通用しませんし、それでは自らのスキルも高まらずにただ使い尽くされて捨てられるだけです。そうならない為にもこの本はお勧めなのですが、本ブログではこの本をベースにして、会社というシステムについて考えてみたいと思います。

大事なのは多くの方が所属するシステム(会社)とその関わり方を理解し、自分がより良く幸せ生きるには何が大切なのかを考える事だと思います。
冒頭の言葉はそれを強く考えさせてくれる言葉だと思います。

1.会社とは

会社とは、会社法で定められた法人であって、会社という「モノ」が存在する訳ではありません。会社法で定められた法人を人の様に扱う事で、あたかも「会社」という人が何かをしている(稼ぐ、所有する)様に振舞う事を許している、といった形です。

そしてその会社を持っているのは(代表)取締役で、経営者となります。
従って、「会社」は何かの意思を持って動くものでは無いので、何かの意思を持つ主体は経営者となります。

よって、従業員は「会社」に仕えると考える人が多い(良く会社の為とか言う人がいる)ですが、これは誤りで、「経営者」に仕えるのが実態となります。

ここで大事なのは、経営者が雇用の形を定義すると言う事です。
ダメな経営者だとダメな人が選ぶし、その人に評価をされる必要がある、と言う観点で経営者がどんな人間なのかをきちんと理解する事がより良く幸せ生きる第一歩になります。

創業者とそれをつぐ経営者には理念があり、それに人が集まる形で会社と言う集団は作られていきます。

あくまで「会社」と言うものは存在せず、「人」が集まった集団が「会社」となります。これに関しては次の動画が面白かったので、お勧めです。

次に雇用の形を見ていきます。

2.会社との関わり方

会社は売上と利益が大切なのは当然の事です。それを高める為に経営者が必要と考える必要な従業員を雇用します。それを繋ぐものが雇用形態で、大きくメンバーシップ型雇用とジョブ型雇用があります。
これについては下記が良く纏まっています。

難しいのは、売上と利益重視すると今世の中が連続的な成長や変化から離散的な成長や変化に移行している中で、ツマラナイかつ将来性が無い形になる事が多です。ここを上手く両利きの経営学を使い乗り超える必要がありますが、雇用される側としてコントロール出来る事は、自分のビジョンと会社のビジョンを合わせられるかが大切(Not 目標)になります。

3.自分がより良く幸せ生きるには

私が最も大事だと思うのは、自分がやりたい事、求められる事、そして達成出来る事のマッチングを意識し、仕事を選ぶ事だと思います。これが欠けると達成感も無い仕事を永遠と続けされられる、評価がされない仕事をし続ける、出来もしない事に無駄な労力を奪われる、などの状況が発生してしまいます。

それを達成するにはやはり、雇用者が雇用側のジョブを決めるメンバーシップ型の代名詞である雇用年功序列では難しく、市場主義(需要と供給でマッチングする、Not 結果主義)をベースとしたジョブ型雇用が親和性が高いです。

4.まとめ

人間は社会という人と人が関わるシステムに入らないと今や生きていく事が困難になっています。が、それが複雑になり、いつからか人はシステムを維持する為に生きなければならなくなってしまいました。それはそれで仕方ないのですが、そんな中でも自分がより良く幸せ生きるには以下を理解する事が大事だと思います。

会社とは
・実体は存在しない
・あくまで経営者が保持する擬人格
・生きていく為の活動には従業員が必要
従業員とは
・経営者がうたうビジョンに賛同する人間等
・雇用形態として、大きくメンバーシップ型雇用とジョブ型雇用がある
自分がより良く幸せ生きるには
・自分がやりたい事、求められる事、達成出来る事のマッチングを意識する
・市場主義をベースとしたジョブ型雇用を求める

以上、「機動戦士ガンダムユニコーン RE:0096」のワンシーンを見て感じた事でした。纏まりが無い感じになりましたが、何かの参考になれば幸いです。

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