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本庄国際奨学財団海外留学奨学金に合格するには?

大変ありがたいことに、200人以上の方にいいねをいただきました!
また、このNoteを読んで合格された方も多くいらっしゃいます。
最新の情報を踏まえ毎年改訂していますので、ぜひ参考にしてください!

大学院留学には1000万円以上の資金が必要です。
そのため、留学のためには奨学金確保が不可欠です。

本庄国際奨学財団の奨学金は、学費の援助こそありませんが、毎月20万円近く(年数にもよります)の資金を援助してます。大学院合格後に出願できるのも素晴らしい点です。

一方・・倍率が非常に高いことでも有名です。
公式サイトによれば、毎年270人近くの応募者から、
選ばれるのは・・・5人だけ。

しかも、合格者が少ないためか、しっかりとした対策法が得られにくいのも大変なところです。

今回はそんな本庄国際奨学財団奨学金にかつて合格した私が、
効果的な出願書類の考え方と書き方をご紹介します。

面接できる人数を考えれば、勝負のほとんどは書類選考で決まっていると言っても過言ではないでしょう。これまでフルブライト、伊藤国際、本庄国際などをはじめ、複数の奨学金に合格した私がかつて行った方法を惜しみなくご紹介することで、ひとりでも多くの方が合格をつかんでいただければと思っています。

ここに紹介する方法は、通常の書類作成の方法論を超えて、書類審査の項目などから推察できる選考の舞台裏なども交えています。奨学金に応募し、そして合格していくなかで私が気づいた点をまとめています。

留学にあたっては、常に資金面の不安がつきものです。出願や奨学金応募にあたって、留学コンサルタントは一つの手段ですが、一方で非常に高額です(100万円単位になりえます)。ここではそんな高額な手段を使わずとも、安価に情報を手に入れてすぐに実践できるように工夫してまとめました。このNoteを活用することで、少しでも留学準備が楽になれば嬉しいです。

コンサルタントの5−6時間分のコンサルテーション(15万円以上に相当)にあたる内容を、現在は先着限定で9980円と設定して公開しています。

このNoteを読むことで

  • 計画書から選考の実際を推察し、

  • 計画書のどこに、どんな要素を盛り込むべきかを考え、

  • それをどんな表現でまとめていくのか

  • また、計画書からどう審査の舞台裏を推定するのか

を理解することができます。

ここに記載した内容は、他の奨学金出願にも役立つはずです。

高額な留学コンサルタントに依頼する前に、本記事の目次をご覧いただき、コストとメリットを考慮のうえ、購入を検討されてください。なお、この記事の内容は、合格を保証するものではありません。ひとりの合格者であるわたしが行った方法論ですので、たとえば分野や背景によって合う合わないなどがあるかと思います。そうしたこともご判断のうえ、購入を検討していただければと思います。


本庄国際奨学財団奨学金応募に必要な書類は何か?

出願に必要となる主な書類は、

  • 履歴書

  • 研究計画書

  • 推薦状

の3つです。
履歴書は本当にシンプルなものです。
推薦状もその内容を出願者がコントロールできるものではないです。
ですので、実際には研究計画書が大きな鍵です。

したがって、ここでは研究計画書に焦点を当てて解説します。

なお・・・月並みですが、推薦状

  • 自分のことをよく理解してくれている人

  • (できれば)有名な教授や指導者

に書いてもらいましょう。ひとつめの要素がより重要です。

つまり、

  • 超有名だけれどあまり親しくない推薦者と、

  • さほど有名ではないけれど自分のことをよく理解してくれている推薦者

なら、確実に後者を選びましょう。

知名度はあくまで「あればなおよい」程度です。
また、知名度も選考する立場からみて知名度が高いことが大切です。
これは大学院出願でも同じだと思います。

海外留学奨学金の研究計画書の内容

今年度の計画書を見る限り、以下の点を書くことが求められています。

  • 研究内容(これから研究する内容)

  • 社会への貢献(大学院修了後)

  • 実績(研究、学校、社会活動)

注意書きもよく読みましょう。

たとえば出願書類では、あえて「社会への貢献」を別枠にしています。
よって、自分の研究がどう社会の役に立つのか
研究内容と同じくらい綿密に書かなくてはいけません。

実績の項目では、学校や社会活動でも良い、と書いています。
企業でのインターン、ボランティア、学校での表彰など、
社会に貢献したこと、社会から評価されたこと、
中学高校あたりまで遡ってでもよいので、
しっかりと書く必要があります。

書く前に考える:何を、誰に向けて書くか?

どんな人材を求めているのか

これらの項目からわかるのは、

実社会に還元できる研究を計画し、
修了後も見据えたプランを練っている人材

を採用したい、ということです。

たとえば、ただ数学の問題を解きたい、
海外のよい大学で教授になりたい、ではだめだ、ということです。
(もちろん、こうしたモチベーションを誰しも持っているのは事実です。)

このことは財団の設立趣意書からも見て取れます。

わが国は、今世紀における急速な技術革新における生産技術の改良、交通、運輸通信手段の発達等により、社会の飛躍的な繁栄を遂げることができた。
その結果、わが国は、いまや世界に確たる地位を築くまでになり、国際社会における役割は年々高まりつつある。
また、世界各地では、環境破壊や公害問題、人口食糧問題、人種問題、民族間問題など深刻かつ複雑な問題が発生している。
このような状況の中、わが国がこれらの諸問題を的確に捉え、対処しうる国内外の有能な人材を一人でも多く育成することが今まで以上に要請されてくるものと思われる。

本庄国際奨学財団設立趣意書(https://www.hisf.or.jp/about/purpose/

書類に含めるべきストーリーライン

とすると、書くべき流れが見えてきます。

分野によって多少違いはあるかもしれませんが、
大きなストーリーラインとしては、

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