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転職 冒険手帳【はじまり】



9月下旬に転職活動を始めた。まだ内定は1つもなく、通常勤務と同時並行で絶賛苦しみ中なのだが、この暗闇もいつか抜け出せると信じてガムシャラに走っている。

転職を考えたのには、いくつか理由がある。

  1. 住む場所へのこだわりが人より強いと実感したこと。 

  2. このまま働き続けていたら、市場価値の低い人材で人生が終わってしまうと思ったこと。

  3. 20年以上先輩の人たちと全く同じ仕事をしているなと気づいたこと。



私はとにかく東京に行きたい気持ちが人より強いんだと分かった。

正直大阪から引っ越して今の土地に住んでみて、特段困っていることはないし、割と広い部屋で便利に生活しているが、それでもやっぱり東京に住んでみたいという感情は消えなかった。

気軽にちょっとだけ気になった店や展覧会に行きたいし、日曜日の夜公演にも行きたい。

お金を出せば簡単に東京に行けるけど、それでも「身近にあるかどうか」というのが私に取っては大切だった。


地方に住んで、改めて少し前の大阪生活との落差を感じる。
外に出ることが減ったし、インプットの量が格段に少なくなった。感じる刺激も減った。

そして、人生のうち1回は東京に住むことを目標にしていたけど、自分の本心は「20代のうちに」なんだなと気づいた。
フットワークが軽いタイミングで、いろんなものに触れたい。


うちの会社も東京に行けないわけじゃないけど、行けるかどうか確証がないし、周りのおじさんたちを見て20代のうちに行くなんてもっと難しいんことだなと実感して、辞めなきゃ、と思った。


やりたい仕事だったわけじゃないし、やってみて楽しかったこともあるけど、これから先、この仕事に打ち込める気がしなかった。

御用聞きをして、内向きな営業をして、それで30代に突入したら何にも残ってない気がした。

売上を上げるって言っても自分の実力じゃない部分が影響することも多々ある仕事だし、それなのに自分の仕事効率に関係なく発生する残業も多いし、腑に落ちないまま20代の貴重な時間を浪費するのって勿体無いなと思った。

給料は申し分ないけど、住みたい土地ではないことを加味してまで欲しい金額じゃなかった。

住みたい場所で、もっと打ち込める仕事を探そうと思ったから、転職を始めた。



…と言っても、結局は一緒に働く人だということは重々承知している。

これまで同じ仕事をしていても、周りの人たちと相性が合って心地よい環境だったならば耐えられたことも多々ある。

だからこそ、新卒時代とは違ってチームプレーであることを転職で大切にする観点に置いて、企業理念を見るようになった。

会社が何を目指しているのか、そこに対して私は何をすることで利益を生み貢献できるのか。
新卒の時は綺麗事だろうと思って見向きもしなかったけど、仕事の目的があるのとないのでは働き方がかなり異なってくる気がする。

正直、今の会社での私の仕事は、理念から少し離れている気がする。

違和感は積み上がっていくものだろうから、ここで踏ん切りをつけて次のステップに前向きに進みたい。


あと、いま所属しているグループがおじさんだらけで、上長がThe・昭和気質なのがキツイっていうのも理由のひとつではある。
(産休を取った男性社員に対して、他の社員がフォローのためにめちゃくちゃな業務量になっていることからくる冗談とはいえ、会議で「あいつが休みやがったからな〜」なんて言える人間を誰が尊敬できるんだ)

…まあ、逃げと攻めどちらも根底にある転職活動なので大丈夫だと信じたい。



早速WEBテストの操作をミスったり、面接で準備不足によりトンチンカンなこと言ったりと楽しいスタートになっているわけだが(ニッコリ)、新卒での就活の時より断然喋れるようになっていたことに驚いた。

自分が何もやっていないと思っていたこの2年半も、割と頑張っていたんだなぁと実感している。
キャリアの棚卸が大切なんて言うけど、まさにその通りだなぁと思う。

意外と頑張っていた自分に少しだけ自信がついたし、これからもっと高みを目指したいっていう気持ちが生まれた。

身体を壊さない程度に、迷ったら苦しい方を選んで楽しい人生を送りたい。
苦しむ分だけ、楽しいことへの感情は大きくなると思うから。

数週間後、どんな顔してるのかも分かんないけど、まあまだ辞めるって会社に言ってもないし、ぼちぼち頑張っていこうと思っている。

ッシャー!ぶちかますぞー!それなりにー!


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