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ミニマリスト

以下の文章は自分の読書感想を思いつくまま書いたもの。個人の主観を多分に含んでいるため、苦手な方は回れ右してください。

本の情報(読了日1/12)

書名:ミニマリスト 時間と心のゆとりを手に入れる
作者:りさこ
ASIN ‏ : ‎ B09HYYG1QZ

この本ではミニマリストとはなにか、利点と欠点やその特徴についてわかりやすく説明している。なお、この本は電子書籍であるため出版社の記述は省略する。

自分はミニマリストではないが、最近ミニマリストに関する本を何冊か読んでいる。この本はその中でもミニマリストについて簡潔かつわかりやすく紹介していると思う。本の分量はかなり少なく、25ページしかない。AmazonのサービスであるKindleUnlimitedなら無料で読むことができるので、おすすめしたい。

自分はある程度生活を最適化していると思っている。この本で紹介されている利点で自分が一番大きな利点だと思うものを紹介しようと思う。

探しものがへるという点だ。以前は出かける直前、電車の定期券がない、自転車の鍵がないなど必ず10分は無駄にしていた。持ち物を80%ほど処分した今では、忘れ物がないように出かけるときの必需品をすべて玄関の靴箱の一番上の段に収納している。このため出かける直前の忘れ物チェックの時間が1分以内で終わるようになった。

人が生きる時間は有限であり、世の大半の人は何らかの予定や時間が決まっているのではないだろうか。自分のようにぼーっとしていて何も考えていない人間は忘れ物が多い傾向にある。何を忘れたかは理解できるものの、そのものがどこにあるかわからず忘れ物探しの時間が長かったと思う。忘れ物を探す候補の場所が多ければ多いほど時間はかかる。

持ち物を減らしたり物をおく場所を固定しておくことでそもそも忘れ物しなくなる。当たり前の事実だが、これを実践できることは難しい。場所の面積は限られているためミニマリストのように物がそもそも少ない人はこれを実践しやすいのだ。

昨今日本は少子高齢化社会となっているが、使用できる面積が増加しているわけではない。1つの家で家庭をもち子供が巣立った場合、大きな面積で1-2人が住むことになる。空き家も増えている。つまり、今後家やマンションなどの建築物を建てられる土地は減り続けることが予想される。日本に暮らす人々は限られた小さな面積を分け合う必要がある。

ミニマリストはこの社会において強者なのではないかと思う。より小さい面積でより充実した生活を送ることができるのだから。自分は1つものを購入したら2つ以上処分することを心がけて買い物している。正直、この生活においてひもじいと思ったことがない。むしろ以前より生きることや日々を過ごすことに対して充実感を感じている。

全員、ミニマリストになってほしいとは思わない。ミニマリストやシンプリストのようにものを最適化して生きている人がいることや、その人たちがどんな生活をしているか知るだけでも価値はあると思う。こんな変わった人がいるんだな、変な生活だなと思うだけでいい。ものを最適化する人全員が不幸ではなくその生活に満足していることを知ってほしい。


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