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月10万円でより豊かに暮らすミニマリスト生活

本の情報(読了日2022/3/4)
書名:月10万円でより豊かに暮らすミニマリスト生活
作者:ミニマリストTakeru
出版社:クロスメディア・パブリッシング
ASNI:B0876LT1J8

この本では作者が実体験を通じて実感したミニマリズムの魅力とその生活に至るまでの経緯を紹介したものである。

Takeruさんは、今年新しい本「ミニマリスト整理術」を出版した。それを機に1冊めを購入したことを思い出し、再度読んでみようと思った次第だ。

今回この本を読んで、ミニマリストという考えを知った当初、どれだけものが多かったか、どんな価値観だったかを少しずつ思い出した。

自分は当時まだ実家ぐらしで今の部屋よりもずっと広い自分の部屋をもっていた。大学を卒業したときのまま、大量の大学の資料と同じくらい大量の本、服がいっぱい詰まっていた。いつも何か足りない気がして、もっとお金が必要だと思いこんでいた。この本で紹介されているホセ・ヒムカさんの言葉の中の「貧乏な人」だった。無限に欲があり、いくらあっても満足しない人だ。

「足るを知る」という概念を知ってから、自分はものを売るもしくは処分しはじめた。まず、実家近くのブックオフに本を250冊ほど売った。同時に大学時代の資料、大学時代の服、高校の制服など今使っておらず今後も使う予定のないものを処分していった。そうすると、床がいつもホコリだらけなのが気になった。定期的に掃除する習慣をつけるといつも風邪気味だったのがなくなった。今でも毎週末には必ず掃除している。

今回、Takeruさんの言葉で「『あなたがやりたくないこと』も考えてほしいのです」という言葉にハッとさせられた。

今の生活では、物は最適化され、物の量は確実に少なくなった。でもなんだか物足りず、いつも閉塞感を感じていた。自分は「やりたくないこと」をやっていたのだ。仕事だ。

仕事で「やりたいこと」ができている方が少数派で甘えるなと言われるかもしれない。それでもやりたいことが仕事になっている人はTakeruさんを含め確かに存在している。

自分は就職活動で内定をもらったからという安易な理由で今の仕事に就いた。どちらかといえば苦手なことで、好きでも嫌いでもないことを仕事にした。仕事がうまくいくと嬉しいし、やりがいになる。しかし、このままでいいのかという漠然とした不安はいつも感じていた。

自分は他にやりたい仕事がもしかしたらあるのかもしれない。「やるのが怖いこと」はまだ思いつけないけれど、自分らしく自由に生きられるようになりたいと思う。

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